パリ五輪のハンドボール男子の組み合わせが正式決定したのを受け、日本ハンドボール協会が4月30日、対戦日程を発表した。
史上初の決勝ラウンド進出&悲願のベスト8を目指す、男子日本代表『彗星ジャパン』はグループA。全て格上とされる欧州国との対戦がきまっており、東京五輪銅メダルのスペインを筆頭に世界選手権上位のドイツ、スウェーデン、クロアチア、スロベニアと相対する。
なかでも27日の初戦で相まみえるクロアチア代表は、男子日本代表と妙な“因縁”がある。
今年2月、男子日本代表を率いて36年ぶりにパリ五輪自力出場に導いた、元男子日本代表監督のダグル・シグルドソン氏が、突如クロアチア男子代表監督に就任。日本ハンドボール協会に辞意表明して1か月足らずの“辞任劇”に、協会・選手は困惑を隠せなかった。
日本代表の選手一人ひとりの能力を熟知し、戦術面にも深く関わっていたシグルドソン氏が率いるクロアチアとの初戦は厳しい戦いになりそうだ。
協会が運営面でバタバタのなか、日本代表内部を巡っては3月の代表活動中に4選手が「日本代表としての行動規範」に対する重大な違反行為があったとし、そのうち2選手に1年間の活動停止処分が下されている。
度重なる逆境のなか、強敵ひしめくパリ五輪本番で名誉挽回となるか。
男子日本代表の五輪出場は2大会連続の6度目。開催枠で出場した2021年の東京五輪では、33年ぶりに勝利をあげるも予選敗退した。
【出場チームとグループ】
グループA:スペイン、クロアチア、ドイツ、スロベニア、スウェーデン、日本
グループB:デンマーク、ノルウェー、ハンガリー、フランス、エジプト、アルゼンチン
【予選ラウンド(日本時間)】
※6チームずつの2グループで予選ラウンドを行う
7月27日(土)午後9時 vsクロアチア
7月29日(月)午後4時 vsドイツ
7月31日(水)午後9時 vsスペイン
8月3日(土)午前2時 vsスロベニア
8月4日(日)午後4時 vsスウェーデン
【メインラウンド(現地時間)】
※グループ上位4チームが準々決勝に進出
8月7日(水) 準々決勝
8月9日(金) 準決勝
8月11日(日) 3位決定戦・決勝
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