バレーボール日本一を決める全日本選手権の決勝戦が21日、Asueアリーナ大阪で行われ、ヴィクトリーナ姫路がSAGA久光スプリングスをセットカウント3ー2で破り、チーム創設9年目で悲願の初優勝を飾った。

ヴィクトリーナ姫路は第1セット、序盤は互いに譲らぬ展開も相手サーブに乱され4連続ポイントを奪われるなどリードを許した。後半にさしかかりチャッチュオン・モクシー(25)のサーブでポイントを稼ぎ、パリオリンピック™代表の井上愛里沙(29)のアタックで17ー17と追いついたが再び突き放され19ー25で落とした。

続く第2セット、井上と同じくパリ五輪代表、宮部藍梨(26)のアタック、ブロックの2連続得点で4ー3とリードを奪うも中盤、SAGA久光スプリングスの勢いを止めることができず。大きく差をつけられるも終盤に得点を重ね23ー24と追い上げを見せたがあと一歩及ばず、2セット目も奪われた。

後のないヴィクトリーナ姫路は第3セット、宮部のアタック、井上の連続ポイントなどで得点を重ね25ー15と10得点差でセットカウントを2ー1とした。

第4セット、均衡した戦いが続くと伊藤麻緒(24)のブロックなど連続得点で16ー14。アナ・ルイーザ・フヂゲル(21)のアタックでリードを広げるとそのまま25ー20で逃げ切りセットカウント2ー2で勝負の行方はファイナルセットへ。

迎えたファイナルセット、競った展開で後半に入るとその直後、井上のサービスエースで得点。リードを奪うと相手の反撃を許さず。第1、第2セットを奪われ追い込まれるも粘りを見せたヴィクトリーナ姫路はフルセット戦い抜き初の決勝の舞台で初優勝に輝いた。

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