プロの世界に飛び出す鹿児島の高校球児の話題です。
こちら、10月のプロ野球ドラフト会議で、中日ドラゴンズから育成2位で指名された鹿児島実業高校の井上剣也投手。
12月14日の新入団選手発表会見を前に決意を聞きました。
11月、中日ドラゴンズと仮契約を結び、夢のプロ野球選手のスタートラインに立った鹿児島実業高校3年井上剣也投手、17歳。
11月4日、新入団会見を目前に控えた井上投手を訪ねました。
鹿児島実業・井上剣也投手(17)
「プロになるという感覚が少しずつわいてきて、支配下登録されるために、やるべきことをしないといけないという気持ち」
井上投手は身長178センチ・体重80キロで、最速151キロのストレートが武器の右の本格派です。
今の時期は、球団からもらったアドバイスなどをもとに、学校やジムでトレーニングを積み、プロへの準備をしています。
2006年12月20日に鹿児島市で生まれた井上投手は、小学3年生の時に体験したソフトボールで野球の楽しさに触れ、小学4年生から硬式野球を始めます。
もともとキャッチャーでしたが、中学2年生でピッチャーに転向しました。
井上投手
「(当時の)監督から『ピッチャーやってみないか?』と言われ、そこから始めました。今は同じ身長と体重ということもあって山本由伸投手(現ドジャース)を参考にしています」
鹿児島実業高校の宮下監督は、井上投手を含め、これまで4人の教え子をプロの世界に送り出してきました。
鹿児島実業・宮下正一監督
「横田慎太郎の時よりもスケールは大きいかなと正直思っています。山本由伸くん(都城高校出身・ドジャース)も高校時代からよく練習試合で来てましたけど、あの時の球より井上の球の方が強いと感じている」
いよいよ“プロ”の世界に飛び込む井上投手、プロ1年目から3年目の目標を書いてもらいました。
Q.プロ1年目の目標は?
井上投手
「活躍していく上で、けがが一番良くないと思う。まずはけがをしない体をつくって、そこからフォーム作りや色々なことをやっていきたい」
Q.2年目は“支配下登録”と書いてありますが、これは早い内に達成したい?
井上投手
「達成したいです。課題としてはコントロール、制球力だと思っているので、変化球やまっすぐの制球力をつけて、支配下登録をその年(プロ2年目)は目指して行こうと思う」
そして3年目の目標は…
「ドラゴンズを代表する選手になる」です。
井上投手
「中日の高橋宏斗選手のような、どんなバッターでもしっかり、どんな状況でも抑えられるような投手になっていきたい。いずれは日本代表になれたらいいと思っています」
いざ、夢の舞台へー
井上投手は静かに闘志を燃やしています。
井上投手は12月13日に球団と本契約を結び、14日に愛知県で行われる入団発表会見に臨む予定です。
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