■UFC310・フライ級タイトルマッチ(日本時間8日、アメリカ・ラスベガス T-Mobileアリーナ)
総合格闘技RIZINの元王者・朝倉海(31、JTT)が「UFC310」のメインイベントであるフライ級タイトルマッチに挑んだが、王者アレッシャンドレ・パントージャ(34、ブラジル)に2Rチョークで失神負けとなった。
世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」で朝倉がついにデビュー。世界中で圧倒的な人気を誇るUFCでは異例となる、デビュー戦にしてタイトルマッチに挑んだ朝倉。
2度の防衛に成功している現UFC世界フライ級王者を相手に、序盤から得意のヒザ蹴りを中心に攻めていくが、相手のパンチも食らうシーンも。2Rはパントージャの得意な形からバックをとられ、右腕で首を絞められると朝倉は失神。レフェリーがストップし無念の一本負け。すぐに意識を取り戻すも、呆然とした表情に。日本人としては7人目のUFC王座獲得に挑んだが、またしてもUFCの高い壁に跳ね返されてしまった。
これまでUFCでタイトルマッチに挑んだ日本人は、朝倉とも対戦経験のある堀口恭司ら6人。デビュー戦がタイトルマッチとなったのは宇野薫(2001年2月)、桜井マッハ速人(2002年1月)の2人で、朝倉が3人目の挑戦だった。
■朝倉海(あさくら かい)1993年10月31日、愛知県出身。
JAPAN TOP TEAM所属。元RIZINバンタム級王者。
兄は元総合格闘家の朝倉未来。戦績:21勝4敗(試合前時点)
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