新潟市の中原八一市長は12月3日の全員協議会で、建て替えの方針が決まっている鳥屋野球場について、現在の場所に建て替える方針を示しました。
施設の老朽化に加え、元日の能登半島地震で被災し、建て替えの方針が決まっている新潟市の鳥屋野球場。この建て替え地をめぐっては…
【新潟市スポーツ施設の未来構想会議 西原康行 会長】
「特に鳥屋野野球公園・運動公園の野球場は、鳥屋野潟の南部エリアに移転する方向性が望ましいのではないかという結論に至っている」
市のスポーツ施設について検討する有識者会議が、ハードオフエコスタジアムのある鳥屋野潟南部エリアへの移転を提言。
2つの球場が隣接することのメリットを挙げていたほか、現在の鳥屋野球場の跡地には陸上のトレーニング施設を設ける構想を合わせて示していました。
しかし、12月3日の全員協議会で中原市長は…
【新潟市 中原八一 市長】
「できるだけ早期の復旧や周辺環境への影響、財政への負担など様々な点から総合的に判断した結果、現地での建て替えとすることにした」
鳥屋野潟南部エリアの市有地は、野球場を建設できる広さはあるものの、すでに臨時駐車場や大規模イベント用地として活用。
新たに用地を取得した場合は、莫大な費用がかかることなどから現在の場所に再建する方針を決めたということです。
【新潟市 中原八一 市長】
「建て替えにあたっては、野球関係者や地域住民の声をしっかりとお聞きしながら、市民から親しまれ、利便性の高い野球場となるよう検討を進め、できるだけ早いオープンを目指したい」
一方で、現在の場所も駐車場不足などの課題があり、市は今後、球場規模や配置を工夫して対応するとしています。
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