■プロ野球 中日 4-6 広島(27日、バンテリンドーム)

中日は3カードぶりに本拠地に戻ってきたが広島に敗北。2連敗で11勝11敗2分とし、最大「6」まで積み上げた貯金はついに「0」に。2位で並んでいた巨人が勝利したため、中日は3位に後退した。

今季は好スタートを切り、9日には8年ぶりの単独首位に立ったが、連敗も絡んで21日に首位から陥落。ホーム5連戦で再び上昇気流に乗りたいところだったが、打線が今季1試合最多3本塁打も逆転ならず。

先発の梅津晃大(27)が3回2/3を投げ3失点。右肘手術から復帰2年目となり、中12日で今季初勝利を目指したが、今季3度目の登板でチームワーストの3敗目を喫した。

梅津は2回に宇草の3号2ランを浴び、先制を許す。4回はヒットと四球で1死満塁のピンチを招くと、矢野のセンターゴロ間に3点目を奪われた。その後、広島先発の森下にストレートの四球を与え2死満塁に。ここで立浪監督がベンチから出てきて無念の降板。この日は4四球と制球に苦しみ、試合を作れなかった。

打線は2回に上林誠知(28)の移籍後初アーチで1点を返すが、以降は森下を前にチャンスらしいチャンスを作れず。7回はサード・カリステ(32)の悪送球から2死満塁のピンチを招き、小園のタイムリーで1-5。

7回の打線は細川成也(25)の四球、上林のヒットで無死一・二塁と反撃のチャンスを作ったが、木下拓哉(32)が右飛。細川がタッチアップで三塁に進むも村松開人(23)が空振り三振。続く代打・福永裕基(27)が追い込まれてからファールで粘ったが、8球目カットボールにヘルメットが脱げ落ちる強振も、2者連続の空振り三振に倒れた。

8回は広島2番手の益田に対し、カリステが2試合ぶりの2号ソロ、細川が5号2ランを放って1点差に迫ったが、あと一歩及ばず。9回は勝野昌慶(26)が小園にタイムリーを浴びて6点目を献上し、反撃ムードがしぼんだ。

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