西武の武内夏暉(23)が26日 都内のホテルで開催された「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」でパ・リーグの新人王に輝いた。パ・リーグでは6年連続でプロ2年目以降の選手が新人王に輝いており、西武・源田壮亮(31)以来、7年ぶりにプロ1年目の選手が新人王の栄冠を手にした。

プロ初先発初勝利から10勝に到達

昨年のドラフト会議では、3球団が競合の末、西武にドラフト1位で入団。プロ初先発となった4月3日のオリックス戦で、7回1安打無失点の好投をみせ、初登板でプロ初勝利を手にした。今季は21試合に登板し規定投球回に到達、10勝6敗、防御率2.17(リーグ2位)の成績を残した。

晴れ舞台スーツは女房役・炭谷からの初勝利プレゼント

授賞式ではチームの先輩であり、女房役の炭谷銀仁朗(37)から「プロ初勝利の記念にいただいた」という茶色のスーツに身を包み「目標であった最優秀新人賞をとる事が出来て、とても光栄です」と喜びの声をあげた。
 印象に残った試合を問われると、二桁勝利と規定投球回がかかった自身の最終登板9月30日の日本ハム戦を挙げた。

次なる目標は“最優秀防御率”

 新人王を獲っても目標は高く、気持ちは既に来シーズンへ「獲れる賞は全部とりたい」と意気込み「最優秀防御率を次はとりたいです」と話した。

先輩からの高級ブランド“リュック”と“ワクワク”の一人暮らしがご褒美

栄えある賞を受賞した武内は新人王に輝いたご褒美として、チームの先輩・髙橋光成(27)から「新人王のお祝いにいただきました」とブランド物の“リュック”がプレゼントされた。武内は「遠征に行く時とかに使います」と満面の笑みを浮かべて話した。
さらに今月、寮を退寮。「ワクワクです」と人生で初めての一人暮らしを始めた。

武内夏暉(23)新居でご褒美の“リュック”を抱えて笑顔

「2年目で1人になって、もう1回生活環境を見直して迎えたいなと思っています」と来季は今年以上の更なる飛躍が期待される。


【新人王最終的な票数】※記者投票
最終的な票数は西武・武内夏暉(23)が242。
オリックス・古田島成龍が(25)16、楽天・古謝樹(23)が1となった。

武内夏暉(たけうち・なつき)

2001年7月21日生まれ。186センチ、95キロ 。左投げ左打ち。福岡県北九州市八幡西区出身。福岡県立八幡南高〜国学院大を経てドラフト1位で西武ライオンズに入団。4月3日にプロ初登板で初勝利を挙げた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。