サッカー「福井ユナイテッド」は11月、全国地域チャンピオンズリーグの決勝ラウンドに臨みました。日本フットボールリーグ(JFL)への昇格をかけた24日の一戦では、福井から京都の会場に駆け付けたサポーターも最後の最後まで熱いエールを送りましたが、千葉のVONDS市原に残念ながら3-6で敗れ、JFL昇格はなりませんでした。
      
試合前のサポーター:
「これまでは“また今年も昇格できずか”という思いだったので、今年こそはという気持ち。これだけのチャンスは二度とないと思って乗り越えるしかない」
「ずっと応援してきて今シーズン北信越リーグは全勝といい勝ち方をしている。きょうもぜひ勝てたらうれしい」
 
スタンドには福井から駆け付けたサポーターの姿も数多く見られました。
 
4チームの総当たり戦でJFL昇格を決める決勝ラウンド。24日の3戦目、福井ユナイテッドは勝てばJFL昇格が決定。敗れても2点差以内であれば、昇格のチャンスを残します。
  
前半7分、福井ユナイテッドは相手にコーナーキックのチャンスを与えるとヘディングで合わされ先制点を許します。
  
しかし前半24分、フリーキックのこぼれ球から8番の和田がうまく合わせ、同点に追いつきます。
 
同点に追いついた福井ですが、前半40分に守備の隙をつかれ勝ち越し点を献上。1-2で前半を折り返します。
  
そして後半、両チーム点の奪い合いになります。
 
2点差で敗れても昇格の可能性が残る福井ですが、JFL昇格を狙う相手も3点差に広げようと攻撃の手をゆるめません。
  
昇格をかけた激しい攻防。福井は1点差で食らいつきますが、後半41分、相手にゴールを許し2点差。これ以上の失点は許されません。
  
試合は、後半ロスタイムへ。防戦一方の福井はゴールを決められ、昇格が消える3点差をつけられます。

そして、このまま試合終了。
 
3-6で敗れた福井ユナイテッドは、サウルコス時代から数えて11回目の挑戦もJFL昇格はなりませんでした。
 
藤吉信次監督は「まず一番は、悔しい。あと一本のところまでいってJFLに届かなかったのは残念。選手はお世辞抜きで100パーセントやってくれた。最後の試合も頑張ってくれた。誇りを持っている。JFLを逃した理由は自分にあり、責任を感じている。応援があったからここまでこれた。まだまだ足りないところがあるので、福井の人たちを喜ばせられるように頑張ってほしい」と悔しさをにじませました。
 
杉本拓也・副キャプテンは「練習に甘さがあったと思う。僕が9失点しているのですごく責任を感じている。ホームアウェイでも関係なく応援してもらっている中、一緒に昇格したかった。いまは申し訳ない気持ちでいっぱい」と肩を落としていました。

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