第34回プロ野球最優秀バッテリー賞の表彰式が25日、都内で行われ、セ・リーグからは巨人の菅野智之投手(35)と小林誠司捕手(35)、パ・リーグからはソフトバンクの有原航平投手(32)と甲斐拓也捕手(31)が出席した。
菅野は7年ぶりの受賞で投手では最多に並ぶ3度目、小林との“スガコバ”コンビでは2度目の受賞となった。89年生まれで同学年でもある二人。菅野は「まさかもう1回誠司と取れると思ってなかったので、聞いたときは本当にどの賞よりも一番嬉しかった」と喜んだ。
菅野は今季、24試合に登板し、15勝3敗、防御率1.67、勝率.833をマークし、4年ぶりのリーグ優勝に貢献。最多勝と最高勝率の投手二冠に輝き、復活を示したプロ12年目となった。
シーズンを通してバッテリーを組むのは約6年ぶりという。「懐かしい部分と新鮮な部分の両方を感じながらこの1年間やってました」と相方との今季を振り返った。
巨人から海外FA権を行使しメジャー挑戦を表明している菅野。「誠司はリーダーシップのある心強い同級生。たぶん賞をとるのは難しいと思うんですけど(笑)チームを引っ張っていってほしい」と小林チームを託す。それに対し、“女房役”の小林は「ほかの投手とこの賞をとって嫉妬心を生ませられるように頑張りたいな思う(笑)」とジョークも交えつつ「どこにいっても健康であるのが一番。自信を持って智之らしくマウンドで表現してほしいなと思いますし、どこに行っても同じ気持ちで戦ってると思うので、思い切って頑張ってほしい」と新天地を目指す菅野へエールを送った。
菅野は現状を「代理人が毎日のように各球団と交渉してくれてると思うので、僕の方にはまだ話は来てない」と報告。今後は「12月の頭に渡米して、ハワイで自主トレをやりながらそういう機会があればズームミーティングなりを考えている」と現段階での予定を明かした。
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