サッカー日本代表の前監督・西野朗さんにインタビュー。西野さんが指揮を執ったロシアW杯で10番を付けたセレッソ大阪MF香川真司選手から、最終メンバー決断の“真意”について問われた。
ドイツまで単身で香川選手の負傷状況をチェックしにいった西野さんの当時の思いとは?6年経って、本人に伝えていなかった決断がようやく伝えられた。
▼香川真司選手 自分の最終メンバー入りを迷ったか「心境を聞いてみたい」
関西のサッカー情報を中心に扱うMBSのJリーグ応援番組『KICK OFF! KANSAI』。11月17日の放送では、前日本代表監督の西野朗さんがゲスト出演した。
2018年ロシアW杯を率いてベスト16入りを達成した西野さん。Jリーグでは柏レイソル・ガンバ大阪・ヴィッセル神戸などで指揮を執った。
特にG大阪では2005年にクラブ初となるリーグ優勝へ導き、2007年ナビスコカップ(当時)、2008年天皇杯、AFCチャンピオンズリーグ優勝など、数々のタイトルをもたらした。現在はフリーで“サッカーの伝道師”としてイベント出演やサッカー教室などに参加しているという。
そんな西野さんへのインタビューでは、関西クラブ関係者で西野さんに縁のある人からメッセージや質問が飛んだ。今回登場したのは、ロシアW杯で10番を背負ったセレッソ大阪MF香川真司選手。W杯前に足首を負傷していた香川選手だが、ドイツ・ドルトムントまで西野さんが練習をチェックしに来たという。
だが、ちょうどその日だけ、痛みのリバウンドで練習に参加することができず、西野さんから「まだできねぇのか?」と問われたという。香川選手は自分の最終メンバー入りを迷ったか、「心境を聞いてみたい」と質問を寄せた。
西野さんは「ドルトムントに視察に行って最終的に決めたいと思い、単身で行った。『きのうやれてきょうできないの?』という気持ちだった。間に合うのであれば、W杯で時間制限があっても戦力になってほしいと思っていた。確かに本人には伝えなかった」と当時を回顧。6年が経ち、明かされた真実だった。
(MBS「KICK OFF! KANSAI」日曜深夜0:50-1:20放送 2024年11月17日(日)収録より)
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