■男子ゴルフ・カシオワールドオープン 第1日(21日、高知県・Kochi黒潮カントリークラブ、7350ヤード、パー72)

国内男子ゴルフは今大会を含め残すところ2戦となり、賞金王争いも大詰めを迎えている。賞金ランキング5位につける石川遼(33、CASIO)は、首位と1打差の単独2位で1日目を終え、大逆転での賞金王へ好スタートを切った。

インスタートの石川は、10番、18番と前半の2つのパー5でしっかりとバーディを奪い、2アンダーで折り返すと、1番でもスコアを伸ばし連続バーディを奪取。さらに、4番、5番もバーディを奪った石川は、6番の第2打でピンそばにつけるスーパーショットをみせ、3連続バーディでスコアを伸ばしていった。

9番はおよそ5mのパットを沈め、バーディで初日を締めくくった石川。7バーディ、ノーボギーのラウンドで、今大会コースの自己ベストに並ぶ「65」をマーク。首位の河本力(24、大和証券)と1打差の単独2位で2日目へ。

1日目を終えた石川は「粘りたいところで粘れたと思う。いいフィーリングで初日を終えることができた」と手応え。「最終日に上位でいることを目指してやっていきたいので、そういう意味ではまだまだ長い戦いかな」と気を引き締めた。

現在、石川は賞金ランキング1位の平田憲聖(23、ELECOM)との差は約3200万円。今大会と次週のシーズン最終戦「日本シリーズJTカップ」の優勝賞金はどちらも4000万円のため、15年ぶり2度目の賞金王の可能性は大いに残されている。

初の賞金王を狙う平田は、2度3パットをするなど2ボギー、1ダブルボギーとスコアを落とすも、8つのバーディを奪いー4の18位タイ。

平田に約289万円差の賞金ランキング2位につける金谷拓実(26、Yogibo)は、4つ中3つのパー5でバーディを奪うなど、5バーディ、1ボギーのー4。平田と同じく18位タイで1日目を終えた。今大会で平田が優勝し、金谷が2人までの17位タイ以下の成績で終えた場合に、平田の賞金王が確定する。

【カシオワールドオープン第1日】
1位 ー8 河本力
2位 ー7 石川遼
3位 ー6 岩田寛、浅地洋佑、他4名
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18位 ー4 平田憲聖、金谷拓実、他8名 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。