■FIFAワールドカップ2026アジア最終予選グループC 日本 -中国(19日、中国、廈門白鷺スタジアム)

日本代表(FIFAランキング15位)はアウェイで中国代表(同92位)と対戦し、小川航基(27)が2得点、板倉滉(27)のゴールなどで3ー1。これで日本は勝ち点を「16」に伸ばしグループC首位をキープして、年内最後の代表戦を勝利で収めた。

日本の先発は、GKに鈴木彩艶(22)、DFには板倉滉(27)、町田浩樹(27)、瀬古歩夢(24)の3人。MFに、遠藤航(31)、田中碧(26)、伊東純也(31)、中村敬斗(24)、久保建英(23)、南野拓実(29)。FWには小川航基(27)が入った。インドネシア戦から中3日のために5人を変更、両サイドには中村と伊東、フランスのスタッド・ランスでプレーする2人が入った。三笘、堂安はベンチスタート。

約6万人入るスタジアムは超満員、試合前には日本の国歌が流れると音が聞こえなくなるほどの大ブーイング。完全アウェイの中、日本は序盤、中央の久保がボールを持つチャンスが多く見られたがなかなかコンビネーションが合わずにチャンスを作れない。

中国のディフェンスを崩せない日本は前半20分を過ぎてもショートは0本、前半25分、中央の久保がボールを持つと、左サイドの中村へ、中村は右足でシュートを狙ったがゴール左に大きく外した。

前半29分、日本は自陣でのパスをカットされると、ピンチを迎えたが瀬古がシュートをブロックした。33分にはピッチに観客が乱入し、試合が止まるハプニング。

なかなかリズムをつかめない日本は38分、久保が右サイドでボールを拾うと切り込んでミドルシュート、キーパーに弾かれたが、この流れで久保のコーナーキックを小川が完璧に合わせるヘディングシュート。攻めあぐねていた日本がようやく先制、これで日本代表最長記録を更新する27試合連続得点をマークした。

前半アディショナルタイム、伊東のコーナーキックに近いサイドの町田がボールを逸らすと遠いサイドの板倉が走り込み、ノーマークでヘディングシュート、完璧な崩し方で日本が2点目を奪った。

日本が2点リードで迎えた後半4分、中国に中央でボールをつながれると日本は左サイドに振られて、中央へ。日本ディフェンスは後手に回ってしまい、中国に1点を返された。

それでも、9分、右サイドで伊東と久保のコンビネーションで崩すと、最後は伊東のクロスに小川、フリーの状態でヘディングを合わせて日本は3点目、小川はこの試合2点目となった。

アウェイで厳しい状況だったが3ゴールをあげて勝ちきった森保ジャパン、これで勝ち点を「16」に伸ばし、グループ首位を独走、次節3月20日のホームでのバーレーン戦でワールドカップ出場決定の可能性が出てきた。

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