バドミントンで世界ジュニア選手権を制した、岐阜県池田町出身の女子高校生・平本梨々菜(ひらもと・りりな)さんが、国内トップリーグ「岐阜Bluvic(ブルビック)」に加入します。

■「フクヒロ」も所属するチームに新星加わる

2024年4月、バドミントン国内トップリーグ・S/Jリーグの「岐阜Bluvic」が岐阜県で誕生しました。

ダブルスで「フクヒロ」の愛称で親しまれた福島由紀選手(31)や廣田彩花選手(30)が所属するチームに、地元・池田町出身の高校3年生・平本梨々菜選手が加入します。

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平本選手は5歳でバドミントンを始め、親元を離れ中高一貫の強豪・青森山田高校に進学し、世代別の日本代表に選ばれました。

10月に中国で開かれた世界ジュニア選手権大会では、ダブルスで優勝していて、将来が期待される逸材です。

■なぜ岐阜のチームを選んだか聞かれると…

平本選手は10月の入団会見で、数多くのチームからオファーを受ける中、岐阜Bluvicを選んだ理由について聞かれました。

平本梨々菜選手:
青森でも岐阜の人がすごく応援してくれて。社長や監督、コーチ陣の熱意がとてもあって、チームの雰囲気もよくて、岐阜にはすごく感謝の気持ちでいっぱいなので、自分が一番成長できるチームだと思ったからです。

平本選手の武器は、1メートル72センチの高い身長を生かした力強いスマッシュです。

東京オリンピックで入賞し、世界を知る「フクヒロ」の福島選手は「高身長で手も長い、後ろからの強打もすごく強い」と話し、将来が期待されます。

平本梨々菜選手:
4年後のロサンゼルスオリンピックで金メダルを取ることと、その後のブリスベンオリンピックで金メダルを取りたいです。

■「苦しい時こそ焦るな」小椋久美子さんからのアドバイス

日本エアバドミントン連盟会長で元オリンピック選手の小椋久美子さんへ、平本選手から質問がありました。

平本梨々菜選手:
小椋さんは数多くの大きい大会に出場されていましたが、苦しい場面もたくさんあったと思うんですけど、どのように気持ちを保って試合をしていたのかがすごく気になります。

小椋久美子さん:
私は苦しい場面で「苦しい時こそ焦るな」と自分の心の中に持っていた。焦ると1点が本当に欲しくなって無理やり取りにいこうとして、ミスにつながる。我慢する時は「相手のミスでも1点は取れるんだ」と思って、逆転の発想をしたりしていた。攻める時と我慢する時があるので、冷静に判断するように。

(東海テレビ)

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