日本カーリング協会と横浜市は26日に会見を開き、来年2025年の日本選手権(2月2日〜9日)を横浜BUNTAI(横浜市中区)で開催することを発表した。来年の同大会は2026年にイタリアで開催されるミラノ・コルティナ五輪の日本代表選考会になる。

日本カーリング協会の貝森輝幸会長は「文化体育館時代から様々な行事が行われた伝統のある場所です。また身の引き締まる思いであります」と話し、「横浜での世界カーリング選手権大会の招致への飛躍として大きな一歩を刻むことになると確信しております」と2029年に女子の世界選手権を承知する方向であることを発表した。

また、横浜市の山中竹春市長は「2026年の冬季オリンピック出場のかかった重要な大会になります。是非、多くの市民の皆様 そして 首都圏の皆様に生のカーリング大会 楽しんでいただきたいと考えております」と挨拶した。

会見に出席したアスリート委員長の藤澤五月(32、ロコ・ソラーレ)は「世界で勝つために努力を積んできました。私たちが待ち望んでいた国内でのアリーナでの日本選手権の開催というこのアナウンスを今日この場で発表できることを本当に心から嬉しく思います」と笑顔を見せた。そしてアリーナでの観戦の楽しみ方に「もぐもぐしながら楽しんで欲しい」と試合のハーフタイムで軽食をとること“もぐもぐタイム”と絡めてコメントした。

これまでカーリング専用のリンクが多い北海道や軽井沢などで開催されてきた日本選手権。専用施設でないアリーナは1997年以来28年ぶりとなる。
2021年に横浜で初の首都圏開催が決まっていたが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を考慮し変更され、北海道稚内市にて無観客で行われた。

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