■男子ゴルフ・三井住友VISA太平洋マスターズ 第2日(8日、静岡県・太平洋クラブ 御殿場コース、7262ヤード、パー70)

賞金王争いも今大会を含め残り4戦となり、佳境に入った国内男子ゴルフ。大会終了後、賞金ランキング1位の選手には来季のアメリカPGAツアー出場をかけた最終予選会の出場権が付与される。

賞金ランキング1位の平田憲聖(23、ELECOM)を約1100万円差で追う同2位の金谷拓実(26、Yogibo)が2日目を終え単独首位に立った。4アンダー、4位タイからスタートした金谷は1番。セカンドショットをピンそば1mにつけバーディを奪うと、続く2番ではおよそ6mのパットを沈め連続バーディとし好スタートを切る。さらに、5番パー4のセカンドショット、7番パー3のティーショットといずれもピンそば1mほどにつけバーディを奪取。前半4つスコアを伸ばして折り返す。

後半の10番でもバーディを奪った金谷は、その後17番までパーを並べ迎えた18番パー5。セカンドショットをグリーン左のバンカーに打ち込むと、3打目はグリーンの傾斜で加速しそのまま池へ。ボギーフィニッシュとするも2日続けての4アンダーをマーク。2019年にアマチュア優勝をして以来となる2度目の大会制覇へ、通算8アンダーの単独首位に浮上した。

ラウンド後、金谷は「(18番は)ちょっとミスは続きましたけど、ボギーで上がれてよかったかな」とホッとした表情を見せ、「パッティングの調子はすごい2日間ともいいので、いいプレーができたかなと思います」と振り返った。残り2日間に向けては「グリーンのスピードは出ていたし、その中でしっかり自分らしいパッティングをあと2日間できれば」と気合をいれた。

金谷に1打差の2位につけたのが、賞金ランキング4位の今平周吾(32、ロピア)。
6番でチップインバーディを奪うなど、前半3つスコアを伸ばす。後半に入ると、11番、12番で連続ボギーを叩きスコアを落とすも、17番パー3ではもう少しでホールインワンという一打をみせバーディ。18番パー5では2オンに成功し連続バーディフィニッシュ。
通算7アンダー、2位につけた今平、大会連覇へ好位置で決勝ラウンドへと駒を進めた。

一方、現在賞金ランキング1位に立つ平田は前半2つスコアを落とし折り返すも、11番パー4のセカンドショットをおよそ2mにつけこの日最初のバーディを奪うと、続く12番もバーディを奪取。その後さらに1つスコアを伸ばした平田は、首位金谷と5打差の通算3アンダー、11位タイで2日目を終えた。


【三井住友VISA太平洋マスターズ第2日】
1位 ー8 金谷拓実
2位 ー7 今平周吾
3位 ー5 谷原秀人、細野勇策、小西貴紀、生源寺龍憲
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11位 ー3 石川遼、平田憲聖、他3名

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