10日(日)に、J1昇格につながる重要な一戦を控えているサッカーJ2・モンテディオ山形。きょう(6日)は大一番に向けた山形一丸の士気を高めるため、今シーズン、山形で最も点を取っている男、みちのくが生んだゴールハンター・高橋潤哉選手に生出演していただいた。

(白田)
今から、次の日曜の試合が楽しみで、楽しみで! 手に汗握っている状態だが、選手たちは、今どんな気持ちでいるのですか?

(高橋潤哉選手)
「負けられない試合を乗り越えてきたので、いつも通りの準備をしている状況。ずっと勝ち続けなければ先につながらないという状況だったので、割と平常心でみんないるのかなと思う」

<高橋潤哉選手プロフィール>
フォワードの高橋選手は、秋田県秋田市の出身で、現在27歳。
高校から山形に来て、モンテディオ山形のユースチームに入団。駒澤大学を卒業した2020年に山形に加入した。ユース出身・大学経由でプロ契約した第1号の選手。
2021年から2シーズンJ3のチームで武者修行し、昨シーズン山形に復帰。
今シーズンは、開幕から34試合に出場し、チーム最多の11得点を記録している。

高橋選手の活躍もあり、山形は前節ようやくプレーオフ進出圏内に入った。

(白田)
まだ何も決まったわけではないが、5位浮上・PO圏内入りを選手たちはどう感じているのですか?

(高橋潤哉選手)
「おっしゃった通り、何も決まっていない。勝ち続ければ自分たちで昇格を勝ち取れる立場にあると思うので、とにかくいつも通りの、“目の前の試合に勝つこと”にフォーカスしていきたい。(Q.間に合ったなという気持ちは?)それも自分たちで招いた状況ですし、ただ取り返せるチャンスはあったので、そこはポジティブにチャレンジし続けていった」

今シーズンの山形の順位の変遷を見ていく。
開幕連勝は良かったが、7月あたりまでは波に乗れない状況が続き、15位前後をさまよっていた。
正直、「今シーズンはダメかなぁ」と思った人もいたかもしれない。しかし、8月の中断明けから山形の快進撃が始まった。
中断明けから前節までの13試合は11勝1分1敗。現在クラブ最多記録の8連勝中。まさに見事なV字回復。

(白田)
ここまでよく上がってきました。振り返ってみてどうですか?

(高橋潤哉選手)
「苦しい時期はもちろんありました。チームで積み上げてきたものがある中で、途中から入った選手も含めて、今すごく歯車がかみ合っているような状態ではあると思うので、過去ではなくみんな前に向かうだけだと思うので、そこに向かって頑張りたい」

この快進撃の立役者の1人は間違いなく高橋選手。今シーズンここまでチーム最多の11ゴール。

(白田)
今シーズンの目標は2桁でしたよね。この数字についてはどう捉えていますか?

(高橋潤哉選手)
「1つの目標だったので、これからに対しても自信になりますし、ただまだ試合はありますし、ゴールするチャンスはあるので、勝つためのゴールを積み上げていけるように頑張りたい」

特筆すべきは、11ゴール中9ゴールが「途中出場でのゴール」。8連勝の中でも、3ゴールを途中出場であげている。最近では、清水戦の同点ゴールがゾクゾクした。本当に勝負強い印象がある。

(白田)
短い時間で仕事をするのは難しいと思うが、渡邉監督からは出場する時にどんな声をかけられているのですか?

(高橋潤哉選手)
「細かいことはその状況によって変わるが、大枠としてはトップ下の役割や、一番求められているのはゴールだと思います」

山形には夏場の補強で、同じフォワードのディサロ選手、そして、実績十分の土居選手が加入して、2人とも結果を残している。

(白田)
高橋選手は出場時間が限られている状況。悔しい思いもあると思うのですが、そこをどう前向きに切り替えて試合に臨んでいるのでしょうか?

(高橋潤哉選手)
「加入した選手からの刺激・学びがありますし、自分の中では、スタメンだろうと途中だろうと、与えられたチャンスはあるので、そこに対して、“1つのチャンスをものにする”ということにフォーカスしてやるだけだと思う」

与えられた場所で結果を残すということが本当にすごい。

#2につづく

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