■SMBC日本シリーズ2024・第3戦 ソフトバンク 1-4 DeNA(29日・みずほPayPayドーム)

DeNAは日本シリーズ第3戦でソフトバンクに勝利し連敗ストップ。1998年以来、26年ぶりの日本一へ向け敵地で1勝を掴んだ。

試合は1ー1の同点で迎えた5回表、桑原将志(31)のソロ本塁打で勝ち越し。さらに筒香嘉智(32)の犠飛、戸柱恭孝(34)の適時二塁打でリードを広げた。投げては先発・東克樹(28)が7回1失点(自責1)と走者を背負いながらも力投し反撃を許さなかった。

横浜スタジアムで第1戦、第2戦と連敗を喫したDeNAは0勝2敗でこの日からソフトバンクの本拠地、みずほPayPayドームに舞台を変え3戦目を迎えた。

負ければ後がなくなるこの試合、先発を任された東は今季26試合に登板し13勝4敗、防御率2.16をマーク。クライマックスシリーズ、ファーストステージ第1戦(12日・阪神戦)に登板し左太もも裏の負傷により離脱するもわずか17日での復帰となった。ソフトバンク戦には今季の交流戦で登板し7回7安打3失点(自責3)で勝ち負けはついていない。日本シリーズのマウンドは初となった。

スタメンは3番に牧秀悟(26)、第1戦で自打球を左足に受け負傷していたオースティン(33)が4番DH、5番に筒香、6番に宮﨑敏郎(35)、7番に佐野恵太(29)が起用された。

打線は1回、ソフトバンクの先発・スチュワート・ジュニア(24)に対し先頭の桑原が右二塁打を放ち出塁。2番・梶原昂希(25)が送りバントを決め1死三塁と好機を作った。3番・牧の打球は遊ゴロもその間に三塁走者の桑原が本塁へ帰り先制点を挙げた。

その裏、東の立ち上がりは先頭のダウンズ(26)を遊ゴロ。2番・柳田悠岐(36)に遊安打、3番・栗原陵矢(28)に右安打を浴び1死一、二塁と走者を背負うも4番・山川穂高(32)は遊ゴロで2死一、三塁。しかし5番・近藤健介(31)にレフトへの適時二塁打を浴びすぐさま同点に追いつかれた。

1ー1の同点となり4回表、この回先頭の5番・筒香が中二塁打を放ち出塁。6番・宮﨑は四球を選択しチャンスを広げると7番・佐野の投ゴロの間にそれぞれ走者を進め1死二、三塁に。勝ち越しの好機を迎えるも8番・戸柱は捕邪飛、9番・森敬斗(22)は空振り三振を喫し得点を奪うことができず。

すると5回表、ソフトバンクの2番手・大津亮介(25)に対し先頭の1番・桑原はカウント1ボールからの2球目を捉えると打球は左中間スタンドへ。ソロ本塁打が飛び出し勝ち越しに成功した。さらに2番・梶原は二安打、3番・牧、4番・オースティンが四球を選び、無死満塁の絶好機を迎えた。続く5番・筒香の打球はライトへの犠飛となり3点目を奪った。

東は初回の1失点のみ、2回以降は走者を背負うも本塁を踏ませない力投を披露。8回表、ソフトバンクの5番手・杉山一樹(26)に対し6番・宮﨑が四球を選び出塁、代走に林琢真(24)が送られた。その後1死一塁から8番・戸柱がセンターへの適時二塁打を放ち1ー4とリードを広げた。

東は7回被安打10も1失点に抑え降板。8回裏は2番手・伊勢大夢(26)が登板し無失点で繋ぐとそのまま9回裏は3番手・森原康平(32)がソフトバンク打線に反撃を許さず試合終了。ここまでの日本シリーズで2連敗を喫していたDeNAは3戦目で勝利し1勝2敗に。ソフトバンクの日本シリーズ連勝記録は14でストップとなった。

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