プロ野球界は、週末から日本シリーズがスタート。ファンからすれば広島カープがDeNAのような形になればと思っていたんですが、“鍛錬の秋” となっています。マツダスタジアムでの秋季練習は、新井貴浩 監督が言う “変化” の表れか、連日、終わるのも遅く、長くて厳しいものになっています。現地には、球団アドバイザーの “あの人” の姿もありました。

小園海斗 と 坂倉将吾 は、「プレミア12」に向けた代表合宿参加のため不在となりましたが、島内颯太郎 や 森下暢仁 などの主力のほか、フェニックスリーグに参加していた 滝田一希 の姿もありました。

シーズン最終戦で初勝利を挙げたサウスポーですが、カープは先週のドラフトで2位にサウスポーの 佐藤柳之介(富士大学)を指名。ライバルが増える中でレベルアップを図ります。

また、練習に顔を見せたのが、黒田博樹 球団アドバイザー。新井監督とコミュニケーションを取る中で途中から会話に 矢野雅哉 も参加。オフに入ってからは黒田さんと初めて会話したということですが…

広島カープ 矢野雅哉 選手
ー 黒田アドバイザーの助言は。
「ことし、よかったから来年は変えるとかではなく、ぼくの場合は『プレースタイルを変えることなくやったほうがいいよ』というふうに言われたので。それはしっかり自分の中で頭に入れておきながら成長していきたいなと思います」

黒田アドバイザーも見つめる中、その矢野は午後のシート打撃で、課題だった「狙ったボールを1球で仕留めること」ができたと、ツーベースをマークしました。

矢野雅哉 選手
「もっと打たないといけないとことし、思ったので、バッティングをどうにか、ことし以上に少しでも高いところを目指して練習していければいいかなと思います」

さらにバッティングで存在感を見せたのが、カープアカデミー出身の育成選手ラミレス(22)。きのう27日、新井監督から「体が傾かないように軸を真っ直ぐにした打撃フォームを意識しよう」と言われ、その成果が「ホームランとして出た」と本人は振り返ります。

その後の打席でも鋭く一塁線を破るツーベース。外国人の不振に苦しんだカープの救世主となるか? 支配下登録を目指す22歳が猛アピールです。

日南キャンプのスタートまであと1週間。厳しい鍛錬の秋はまだまだ続きます。

  ◇  ◇  ◇

石田充 アナウンサー
アピールしたのは、育成選手のラミレス選手、大きな当たりでした。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
ここからが来シーズンに向けてつながっていくわけなんですけれども、矢野選手は黒田アドバイザーからああいう言葉をかけられることによって、すごく安心できると思うんです。ことし、やってきたことを認められているからこそ、変えずにそのまま行こうよってことだと思うので、本当に大きな一言だったんじゃないかなと思います。

石田充 アナウンサー
プレースタイルは変えないようにということだったんですが、よく見ると、パンチパーマではなく、ふつうの短髪になっていました。

天谷宗一郎 さん
ええっ!

石田充アナウンサー
ヘアスタイルが今後、変わっていくのかどうか・・・

天谷宗一郎 さん
やばい。ちょっと大きな声になっちゃった。

田村友里 キャスター
(笑)パンチパーマかと思いました。今、短髪?

石田充 アナウンサー
はたして今後、どうなるか、注目したいと思います。

青山高治 キャスター
そこも変えないように・・・

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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