■MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024 日本vs韓国(26日、東京・国立競技場)
サッカー女子日本代表のなでしこジャパン(FIFAランキング7位)が韓国代表(同19位)と対戦し、4-0で勝利した。
セットプレーから北川ひかる(27)のヘディング弾で先制、その2分後に藤野あおば(20)が追加点を奪い、エース・田中美南(30)もゴールを決め3-0と前半を折り返した。後半も代わって入った谷川萌々子(19)が4点目を決め、ダメを押した。
今夏のパリオリンピック™では準々決勝で敗退したなでしこジャパン。大会終了後に池田太監督が退任し、今回の韓国戦には、2011年女子W杯優勝を果たした佐々木則夫女子委員長(66)が1試合限定で監督代行を務めた。
日本の先発はGKに山下杏也加(29)。DF陣は熊谷紗希(34)、守屋都弥(28)、北川、南萌華(25)の4人。MFには清家貴子(28)、長谷川唯(27)、長野風花(25)、中嶋淑乃(25)、藤野。FWは田中が入った。
前半2分にファーストシュートを韓国に許すが、この試合の主将を務めるGK山下が弾く。その7分後、日本は敵陣右サイドのセットプレーから長谷川がスルーパス。北川が反応しダイレクトでクロスを上げるが、ファーサイドでクリアされる。
13分には田中のミドル、15分には藤野がペナルティエリア内からシュート、18分には北川がゴールを狙うなど、攻撃の主導権を握った日本にゴールが生まれる。
32分、長谷川のコーナーキックをニアに走り込んだ北川が頭で合わせゴールネットを揺らし、先制に成功すると、34分にはルーズボールをペナルティエリア左で拾った田中が折り返す。ゴール前でフリーの藤野が左足を振り抜き、追加点を奪う。さらに37分には田中にもゴールが生まれ、3-0と韓国を圧倒し前半を折り返す。
後半11分には、敵陣で長谷川が右サイドの守屋へパス。受けた守屋がゴール前にグラウンダーのクロスを入れると、途中出場の谷川が走り込み強烈なシュートで4点目を奪う。
佐々木監督代行は攻撃の手を緩めず、千葉玲海菜(25)、塩越柚歩(26)を投入し、サイド攻撃から韓国ゴールに迫る。後半開始とともに入った浜野まいか(20)も積極的にシュートを放ち、若い力が躍動する。
日本の守備陣も、ベテランの熊谷紗希(34)を中心に高い集中力で韓国の攻撃をはね返し、相手にゴールを許さず、4-0の完封勝利を飾った。
試合後、佐々木監督代行は「もうドキドキでした」と笑顔を見せ「本当に短い時間の中で、選手たちがトレーニングとミーティングを繰り返しながら、よくやってくれたかなと思います」と選手たちを褒めたたえた。
2点目を決めた藤野は「皆さんのおかげで決められたゴールかなと思います」とチームメートに感謝し「これから3年後だったりとか4年後の大会に向けて、新たなステップを踏み出す一歩として、今日勝利で終えられたのはすごく良かったと思います」と胸を張った。
途中出場で4点目を奪った谷川は「またなでしこジャパンが世界一になるために、もっと自分自身もレベルアップして、チームに貢献できるようにしていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。
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