J2で現在J1昇格プレーオフ圏内の4位にいるジェフユナイテッド市原・千葉。エースストライカーの小森飛絢(24)は今シーズン、リーグトップの22ゴール(35節終了時点)を叩き出し、16年ぶりJ1復帰を目指すチームを牽引する。

富山県出身で新潟医療福祉大学を卒業後、一昨年に千葉に入団。昨シーズンも13ゴールを挙げ、結果を残し続けている小森にインタビューを行った。

まずは名前の「飛絢(ひいろ)」の由来について聞いてみると、「やっぱり“ヒーロー”じゃないですかね。小学生の時に名前の由来を調べる授業があって、親に聞いたことがあった」と笑顔を見せながら自身のエピソードを。

幼い頃からゴールを決めることが好きだったという小森。ゴール後のパフォーマンスは、まさにヒーローのような決めポーズをしていた。

「ヒーローになって欲しい」。そんな想いで名付けられたという。

小学5年生の小森選手

プレースタイルについて本人は「何故か知らないけど点を取る選手、全てのクオリティーを高くする」と話し、その言葉通り今シーズンもゴールを量産。9月にはハットトリックなど、9ゴールの活躍。9月度の月間MVPにも輝いた。

全22ゴールの内訳をみると右足で決めた得点は11ゴール、左足では9ゴールと得点パターンも豊富。 

そんな万能ストライカー小森に理想の選手を聞いてみると「大迫選手が理想ですね。センターバックとの駆け引きをよくしていますし、一回相手に体を当てる技術だったり、ボール受ける前にディフェンスの見えない所からスピードアップしてゴールを狙っている」と明かし、W杯でもゴールを決めた、ヴィッセル神戸で活躍中の大迫勇也(34)が理想と語る小森。

「点数を取ることがとにかく大好き」と語る小森は“ゴール・点”のワードがインタビュー中に12回も出てきた。

誰よりもゴールにこだわる生粋のストライカーが思い描く「ゴールとは何か?」。小森は笑顔で「ゴールはヒーローになれる」と答える。

J2のリーグ戦も残り3試合。16年ぶりのJ1昇格へ千葉のヒーローが闘志を燃やす。「自分のゴールでチームを勝たせたい、死ぬ気で戦って必ずJ1に昇格したいですね」と意気込んだ。

■小森飛絢(こもり・ひいろ)
2000年8月6日生まれ、富山県出身。身長178センチ、体重74キロ。
J2リーグ得点ランキング1位の22ゴール、J2リーグベストイレブン(2023年)

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