全123選手(育成54選手含む)が名前を呼ばれた。支配下では西武が最多の7人、育成枠ではソフトバンクが2022年の14人に次ぐ13人を指名した。

注目の1巡目指名選手は、明治大の遊撃手・宗山塁内野手(21)をこの日最多の5球団(西武、楽天、広島、日本ハム、ソフトバンク)が競合の上、楽天が交渉権を獲得。さらに、世代No.1と呼び声が高い関西大の左腕・金丸夢斗投手(21)は4球団(中日、DeNA、阪神、巨人)が1位指名し、中日が交渉権を手にした。


【12球団監督コメント(1巡目指名後)】

■中日・井上 一樹監督(53)  
「(金丸投手は)間違いなく今、日本のアマチュアの中でNo.1左腕だと思ってますから、どうしても欲しかったですし、またうちの球団事情的にも台所事情的にもやはりちょっと左腕の先発ピッチャーというのがどうしても急務だったんでそういった意味合いでも合致する、もうNo.1のピッチャー。誰が何と言おうと、金丸くんでいくよっていうことは僕は決めてました」

■ヤクルト・髙津臣吾監督(55)
「(中村投手との交渉権を獲得し)一番はもうホッとしました。スカウトさんとかGM、社長も含めていろんな話をしたなかで、総合的に今のスワローズに一番マッチしているのは彼だと判断して指名させていただきました。パワーピッチャーが少ないですし、縦変化、横変化も使えますし体が小さい割には力感もすごくある。何よりタフなところ、先発として大きく育てていきたい。この先長くスワローズを支えてくれる、引っ張っていってくれる一人でいてほしい。会うのを楽しみにしています。神宮で投げている姿を想像しておきます」

■広島・新井貴浩監督(47)
「(佐々木選手に)会えるのを楽しみにしてます。今のチームの中で右打者でパンチ力があって長打力のある選手はすごくフィットすると思います。ポテンシャルも素晴らしいのでプロに入ってからもまだまだ伸びる選手だと思っています。1年目から期待していますし、数年後にはクリーンアップを打てる選手だと思っていますので、楽しみにしてます」

■DeNA・三浦大輔監督(50) 
「(竹田投手)指名出来てよかった。身体もがっしりしていますし、1年間ローテーション守ってくれる投手になるのではと。投げっぷりも良く、打者に向かっていく闘争心、気持ちの強い選手だなと思って(映像を)見ていました。ぜひDeNAが優勝するためにも君の力が必要となるので一緒にやりましょう」

■阪神・藤川球児監督(44)
「(伊原投手)即戦力としてどうしても欲しい選手だったので、まずはホッとしています。うちにもリードが巧みなキャッチャーがいますから、組み合わせて考えたときに、十分にゲームを支配してくれると。これから関西のマスコミが来ますから、語りたいことを思いっきり語っていただいて。今日は家族と一緒に、チームメイトと一緒に喜びを分かち合っていただければと」

■巨人・阿部慎之助監督(45) 
「(石塚選手の)交渉権を獲得できて良かったなと思います。僕も(石塚選手の)映像をたくさん見させてもらってたので、将来は坂本勇人みたいな選手になってほしいと思っていました。高校生だから2、3年は・・・とかね、そんなのは言わないでいいので、バンバン出てきてほしいなと思います」

■西武・西口文也監督(52)
「(齋藤選手の)守備は自分の中で1番かなっていう風に思っていたので、交渉権を獲得できて率直にうれしいです。打撃ももう少し、上向いてくればすぐに1軍で活躍できるんじゃないかなというポテンシャルはあると思ってます」
 
■オリックス・岸田護監督(43)
「(麦谷選手は)やっぱり三拍子そろって、本当に打力も性格も明るくて、本当にチームを明るく引っ張っていってくれる、本当にスターになれるような子だと思ってます。チームの空気を、今年は勝てなかったんすけど、すごいガラッと変えてくれそうな素晴らしい選手だなって思ってます」

■楽天・三木肇監督(47)
「(宗山選手は)今年のNo.1野手というところで、『宗山選手、何とか!』っていう、ぜひうちに獲得したいという思いが通じたと思いますんで、そういう思いで、はい指名させていただきました。来ていただけるなら、チームの力が上がるようにというところで、宗山選手の力も必要になると思いますので、ぜひ来て、大きな選手になっていただきたい。そういう期待でいます」

■ロッテ・吉井理人監督(59)
「スカウトの人たちが1年かけて見てくれた選手で、ロッテにとっては一番の選手だったので(当たりを)引けて良かったです。スピードもあって走る方もしっかりできるんじゃないかなと思っていて、今のマリーンズにすごく必要な、しかもチームカラーに合ってる選手じゃないかなと思います。待ってます、来てほしいです」
 
■日本ハム・新庄剛志監督(52)
「(柴田選手は)僕の母校、西日本短期大学附属高と今年の甲子園(福岡大会)決勝で、柴田くんの大濠高校と対戦して『この子欲しい』って。この子がドラフトかかったら僕がくじを引こうと思って。相手がほら、クライマックスで負けた小久保ホークス(笑)。この借りをかえそうと(笑)。将来性がめちゃくちゃある。バッティングのバットの軌道が大谷選手にそっくり。もう一緒にやりたいって気持ちでいますね」

■ソフトバンク・小久保裕紀監督(53)
「(村上投手は)身長は高くないですが1軍登板は早そうなピッチャーだっていうような評価なんで、でもまずは見てから、ホークスの育成システムにしっかりはめ込んで、出てきてもらいたいな。(高校出身で)戦力になってる松本裕樹みたいな、切り開いていってほしいなというふうに思います」

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