■プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日、新高輪プリンスホテル)

プロ野球のドラフト会議が行われ、花咲徳栄高校の石塚裕惺(いしづか・ゆうせい)が西武と巨人から1位指名を受けた。抽選の結果、巨人が交渉権を獲得。U-18侍ジャパンで4番を務め、高校通算26本塁打を放った「高校ナンバーワンショート」の石塚が、指名後に同校で行われた会見で意気込みを語った。

ドラフト会議開始の午後5時過ぎから校長室でテレビを見ながら指名を待った石塚。名前が呼ばれるまでの30分弱の間、何度も緊張の様子を見せ、ペットボトルの水を1本空にした。

最初に石塚を指名したのは西武。カメラのフラッシュの中、ようやく少し表情を緩ませた。続いて巨人も指名。抽選の結果、阿部慎之助監督(45)が「当たり」を引き当て、巨人の交渉権が確定した。

■石塚選手との一問一答

Q.西武との2球団競合について?
石塚:どちらの球団も自分を高く評価していただいた。ご縁があった球団で全力で頑張ろうと思っていました。

Q.巨人のイメージについては?
石塚:小さい頃からずっと見ていた。若手とベテランのバランスが良くスターが多いイメージ。

Q.一緒にプレーしたい人は?
石塚:ショートなので、今はサードに行かれていますが坂本勇人選手が憧れ。一緒に野球ができるのは不思議。吸収して自分のものにしたい。少しでも近づいて、超えられるように1日1日を大切に過ごしたい。

Q.誰に報告をしたい?
石塚:両親、お世話になった人皆さん。亡くなったおじいちゃんが巨人ファンなので、いい報告ができたと思います。

Q.目標は?
石塚:CSの最終戦も球場で見ていた。1日も早く一軍の戦力に。ああいうたくさんの人の前でプレーできる選手になりたい。

Q.高校で侍JAPANだったが?
石塚:(プロで)もう1回『世界一を目指せる選手』になりたい。幼い頃はプロになることが目標だった。(でも)そこがゴールではない。将来的な目標は『3割30本』そして侍ジャパンとして『世界一を目指せる選手』。

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