■プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日、新高輪プリンスホテル)
プロ野球のドラフト会議が24日に都内のホテルで行われ、アマチュアNo1遊撃手として注目を集めた明大・宗山塁(21)は西武、楽天、広島、日本ハム、ソフトバンクの最多5球団競合の末、楽天に交渉権が渡った。
指名直後の会見で宗山は「今日、こうしてドラフトの日を無事迎えられ、5球団の方々、そして東北楽天ゴールデンイーグルスの方々にこのような評価をしていただいたことをまず嬉しく思い、感謝の気持ちでいっぱいです」と落ち着いた表情で話した。
5球団から指名されたことについて「実際やはり指名された瞬間はびっくりしましたし、その驚きはあったんですけど、なるべく表情に出さないように」と話し「本当にどこの球団になっても、もうそこでとにかく頑張るだけなので、そこでも同じ気持ちでいようというふうには思っていました」と指名直後の心境を振り返った。
アマチュアNo.1遊撃手として各球団から熱視線を集めた宗山はこの日プロへの第1歩を踏み出した。「まずはファンの方から愛される球団、ファンの方から愛される選手っていうのを目指していきたいなというふうには思いますし、試合に出続けられる息の長い選手になっていきたい」と自身が目指す選手像を語った。
明大では主に「3番・遊撃手」で試合出場。1年秋から3季連続でベストナインに選出。2年春には打率.429で首位打者を初受賞、侍ジャパン大学代表にも選出。3年春にはリーグ戦3連覇を達成すると全日本大学野球選手権でも準優勝に輝いた。夏には再び侍ジャパン大学代表に選出されると3月にはトップチームにも招集。4年春は怪我に苦しんだが、秋には復帰し史上34人目の大学通算100安打を達成、現在は116安打に伸ばしリーグ歴代8位タイ、打率.391をマークしている。
「開幕から試合に出たいという思いが強いのと1年目なので、まずは新人王というところを目標にやっていけたらなと思います」と抱負を話した宗山。1年目からの活躍を目指し前を見据えた。
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