サンフレッチェ広島一筋21年、青山敏弘 選手が、21日、引退会見をして、チームへの思いや今後のビジョンを語りました。

サンフレッチェ広島 青山敏弘 選手
「21年という長い現役生活全てをこのクラブでプレーさせていただいて、全てを捧げさせていただいた、そういう大きな誇りを胸に引退できることをうれしく思っています」

― 新スタジアムのピッチに立って。
「ぼく自身、まだ、なんか実感が湧いてないっていうか、あそこに立っているんですけど、まだ自分のプレーを見せられていないなっていうのがあるので。ことしの最後にピッチに立って優勝して、やっぱりここで、この景色を見たかったんだと実感して現役を終えたいなと思っています」

― 背番号「6」について。
「本当に長く、この背番号とともにピッチに出していただいて戦ってきました。サンフレッチェの6番は、青山敏弘だねと言ってもらえるようにずっとやってきましたし、結果を出して初めて自分の背番号だと胸を張って言えたので、自分自身。これから結果を出してくれる選手がつけてもらえれば、ぼく自身、うれしいなと思っています。

― ユニフォームを脱いで来年以降、第2の夢としてやりたいことがあれば。
「ぼくは、やっぱりピッチの上で戦い続けたいですね。このクラブで指導者として、うん、監督として日本一になりたい。それが次の夢になるんじゃないかなと思っています」

― 残りの試合に向けて。
「まだ終わってないんです。ファイティングポーズは取り続けていますし、すきあれば若い選手からポジションを取ってやりたいし、自分はそれが最後までできると信じて走り続けますし、最後にそれが結果に結びつくと信じて、最後の最後までこの紫の6番は戦い続けます。見ていてください」

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石田充 アナウンサー
最後は引退会見とは思えないぐらい、まだチーム内競争を勝ってやるんだという決意の言葉もあったんですが、「自分が21年やってきて、負けなかったものというのは、負けない気持ち」だと。「負けない気持ちすら、ほかの人に負けたくなかった」と。

何度もけがに泣いてきたんですけれども、「けがを乗り越えるために戻るんじゃなくて、進化して強くなるんだという気持ちでやってきました」ということも語っていました。サンフレッチェについては「夢を託せるのがこのクラブだったので、移籍なんて全く考えなかった」ということでした。

今の夢はもちろん、新スタジアムで優勝すること。ただ、ここからの4試合が本当の優勝争いだということも言っていましたから、ぜひ、戦う姿を12月1日、引退セレモニーのあるゲームをエディオンピースウイング広島で見たいと思います。

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