■プロ野球 CSファイナルステージ・第5戦 巨人 1-0 DeNA(20日・東京ドーム)

DeNAは巨人に2連敗を喫し巨人のアドバンテージの1勝を含む3勝3敗で日本シリーズ進出の行方は明日へ持ち越しとなった。

試合は0ー0で迎えた5回裏、2番手でマウンドに上がった山﨑康晃(32)が中山礼都(22)にソロ本塁打を浴び得点を許した。打線は7安打で走者を出すも好機を活かすことができず。

前日の試合では1点を追う6回に戸柱恭孝(34)のソロ本塁打で同点に。試合を振り出しに戻すも7回、岸田行倫(28)にセーフティスクイズを決められ勝ち越しを許す。さらに代打・長野久義(39)の打球をオースティン(33)が野選、悪送球し点差を3点に広げられるとその後追いつくことができず。ここまでクライマックスシリーズ(CS)5連勝していたDeNAにとっては初めての黒星となった。

巨人が持つアドバンテージの1勝を含み3勝2敗とリードは変わらず。日本シリーズまであと1勝と王手をかけているこの試合、先発のマウンドに濵口遥大(29)が上がった。濵口は今季11試合に登板し2勝4敗、防御率3.25。巨人戦では6月25日(ハードオフ新潟)の1試合のみに登板し6回4安打1失点、防御率1.50をマークしている。

打線は1回、巨人の先発・山﨑伊織(26)に対し先頭の梶原昂希(25)が見逃し三振。2番・牧秀悟(26)は中安打を放ち出塁した。3番・佐野恵太(29)は空振り三振に倒れ2死となるも4番・オースティンが中安打で繋ぎ2死一、二塁のチャンスを迎えた。しかし5番・宮﨑敏郎(35)は投ゴロに打ち取られ先制点を挙げることはできず。

その裏、濵口の立ち上がりは先頭のオコエ瑠偉(27)を左飛、2番・門脇誠(23)を三飛に打ち取り2死を奪った。3番・丸佳浩(35)に四球を与え出塁を許すも4番・岡本和真(28)を中飛に抑え無失点に凌いだ。

3回表、先頭の9番・濵口が左安打、1番・梶原が右安打を放ち出塁。先制の好機を作ったが2番・牧は中飛、3番・佐野は遊ゴロの併殺打に倒れ無得点に終わった。

中盤に入った4回裏、濵口は4番・岡本和、5番・ヘルナンデスから二者連続三振を奪うと6番・坂本を中飛に打ち取る好投を披露。

5回表には1死走者無しから8番・戸柱が中安打で出塁。代打・フォード(32)が打席に送られるも三飛に打ち取られた。続く1番・梶原は二ゴロに倒れこの回もチャンスを活かすことができず。

濵口は4回54球を投げ抜き1安打で降板、5回裏から2番手・山﨑康晃(32)が登板するも先頭の7番・中山にカウント1ボールからの2球目、ストレートを捉えられ打球はライトスタンドへ。ソロ本塁打を浴び先制点を与えた。

6回裏は3番手・堀岡隼人(26)がマウンドに上がった。無死走者無しから2番・門脇に四球で出塁を許すも3番・丸を一ゴロの併殺打、4番・岡本和を中飛に打ち取り無失点に抑えた。

1点を追いかける展開となった打線は7回表、1死走者無しから6番・桑原将志(31)が左三塁打を放ち出塁。一打同点の好機で巨人の2番手・高梨雄平(32)に対し7番・森敬斗(22)は遊ゴロ、三塁走者の桑原は本塁へ滑り込むも走塁死となり得点を奪うことができなかった。

7回裏は4番手・ウェンデルケン(31)が登板し走者を背負うも無失点に。8回表、巨人の3番手・バルドナードに対し先頭の戸柱が右安打を放ち出塁。代走に林琢真(24)が送られた。しかし続く代打・蝦名達夫(27)は送りバントを試みるも三併殺打に倒れ2死、1番・梶原も二ゴロに打ち取られると3アウトとなった。

8回裏は5番手・伊勢大夢(26)が登板し1番・オコエから始まる打線を三者凡退に抑えた。1点差変わらず9回裏を迎えるも巨人の4番手・大勢(25)に対し1死から3番・佐野が死球で出塁、代走に神里和毅(30)が送られた。続く4番・オースティンは四球を選び1死一、二塁と好機も5番・宮﨑、代打・筒香嘉智(32)の後続が倒れ得点に結びつかず試合終了。DeNAは2連敗、日本シリーズ進出への切符は明日の第6戦の結果に委ねられた。

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