パリオリンピック™体操の金メダリスト・杉野正尭(26)と岡慎之助(20)が所属する名門・徳洲会体操クラブが20日、新たな練習拠点「徳洲会ジムナスティックスアリーナ」のオープニングセレモニーを行った。

地上3階建てとなる新体育館の総面積は1690㎡で、1階には選手専用の食堂や浴室が完備され、2階には練習場やコンディショニングルーム、子どもたちの体操教室などが併設。さらに3階はフィットネスクラブとして一般開放され、2階の練習場を見渡せるなど、まさに国内最大級の複合体操施設となっている。

神事やテープカット後に行われた演技会には、ファンクラブ会員が訪れ、間近で見る選手たちの迫力ある演技に釘付け。岡はパリ五輪で金メダルを獲得した鉄棒で離れ技「コールマン」や「リューキン」を成功させ、最後の下り技もビタリと決めると会場からは拍手が沸き起こった。

午後からは選手たちが練習を公開。一般開放されたこの日は、ファンや地域の方々が大行列を作り、スマートフォンを向けたり、選手に手を振るなど、その様子はまさに人気アイドルを見ているかのようだった。

岡も「まさかこんなに来るとは僕自身も思っていなかった」と驚きの様子を見せつつ、「次のロサンゼルス五輪で連覇すること、次のブリスベン五輪でもさらに連覇を重ねて新しい徳洲会を作っていけたら」と五輪チャンピオンとしての自覚を口にした。

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