■プロ野球 CSファイナルステージ・第4戦 巨人 4-1 DeNA(19日・東京ドーム)

DeNAは巨人に敗れクライマックスシリーズ(CS)初黒星。巨人のアドバンテージの1勝を含む3勝2敗とし日本シリーズ王手もその行方は明日以降持ち越しとなった。

試合は1点を追う6回に戸柱恭孝(34)がソロ本塁打を放ち同点に追いつくも7回、1死一、三塁から岸田行倫(28)にセーフティスクイズを決められ勝ち越しを許した。さらに1死二、三塁とピンチが続くと代打・長野久義(39)の打球をオースティン(33)が野選、悪送球し3点差に広げられた。

前日の試合では1点を追う4回にオースティンに2戦連発となるソロ本塁打が飛び出し同点に追いついた。試合を振り出しに戻すと5回には相手の暴投間に本塁を陥れ勝ち越しに成功。先発した吉野光樹(26)は3回1失点、リリーフで登板した佐々木千隼(30)、中川颯(26)、山﨑康晃(32)が好救援でリードを許さず。最後は森原康平(32)が締めて3連勝を飾った。

7年ぶりの日本シリーズに王手となったこの試合、先発マウンドに上がったジャクソン(28)は阪神とのファーストステージ第2戦以来の登板。巨人戦は今季は4試合に登板し1勝1敗、防御率2.19をマークしている。

打線は1回、巨人の先発・井上温大(23)に対し先頭の梶原昂希(25)が左飛、2番・牧秀悟(26)が二ゴロに。2死を奪われると3番・佐野恵太(29)は一ゴロに倒れ三者凡退となった。

その裏、ジャクソンの立ち上がりは先頭のオコエ瑠偉(27)を二飛、2番・門脇誠(23)を一邪飛、3番・丸佳浩(35)を右飛に打ち取り走者を出さず。1回は両チーム無得点に終わった。

中盤に入った4回裏、この回先頭の2番・門脇に四球を与え出塁を許すと続く3番・丸に中安打を放たれ、無死一、三塁のピンチを背負った。迎えた4番・岡本和真(28)の打球は二ゴロの併殺打に打ち取るもその間に三塁走者の門脇が本塁へ帰り先制点を与えた。

1点を追う展開となった打線は井上の前に5回まで無安打に抑え込まれた。しかし6回表、1死走者無しから8番・戸柱はカウント2ボールからの3球目を捉えると打球はライトスタンドへ。ソロ本塁打となり同点に追いついた。

試合を振り出しに戻し6回裏、2死から2番・門脇、3番・丸に連打を浴び2死一、三塁と走者を背負ったが4番・岡本和を右邪飛に抑え勝ち越しを許さなかった。

終盤に入り7回裏、マウンドに立ち続けるジャクソンは1死から6番・坂本勇人(35)に左安打、7番・中山礼都(22)に右安打を放たれ1死一三塁に。一塁走者に増田大輝(31)が送られた。走者を背負うピンチを迎えると8番・岸田に投じた初球、セーフティスクイズを決められ勝ち越しを許した。ここでジャクソンは降板、2番手・中川颯(26)がマウンドに上がった。しかしダブルスチールを決められ走者二、三塁とし代打・長野の打球をオースティンがフィルダースチョイス、悪送球するなど2点を与え4ー1に。その後は3番手で坂本裕哉(27)が登板し後続を抑えた。

3点を追う展開となった打線は8回表、巨人の4番手・バルドナード(31)に対し6番・桑原将志(31)が左安打で出塁も後続が繋げず。9回表は5番手・大勢(25)の前に1死から2番・牧が四球、3番・佐野が死球を受け走者を出すも無得点に倒れ試合終了。敗れたDeNAはクライマックスシリーズ、ファーストステージからの連勝が5でストップに。日本シリーズ進出へあと1勝は変わらず明日のファイナルステージ第5戦目を迎える。

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