サッカーJ3首位の大宮アルディージャは19日、2位のFC今治との直接対決を1-1で引き分け、5試合を残して優勝を決めた。
今シーズン、19歳ながら副キャプテンとしてチームを引っ張ったセンターバックの市原吏音(19)。2028年に開催されるロサンゼルス五輪世代のキャプテン候補としても期待される、市原が初公開となる寮で取材に応じた。
普段、寮にはあまり居ないというアウトドア気質の市原。部屋の間取りは1K。
ユース時代のユニフォームやマグカップなど丁寧に飾っているが、物はあまり置かず、必要最低限の物だけのシンプルな部屋。
子供の頃から欠かさないというストレッチをして、練習などで疲れた身体をほぐしている。そのおかげもあり身体は前後開脚できるほど柔らかく、怪我が少ない秘訣だと言う。
さらにベットで横になった市原は、187センチの大きな身体がベットにギリギリ収まっていた。「寝づらくないないのか」と尋ねると、本人は「快適な睡眠がとれています」笑顔で応えた。
そんな、市原が好きなことは自炊。エプロンをつけて作ってくれたのは、中華料理が好きということで『エビチリ』。味付けのこだわりは「ごま油」だという。
「2日に1回は自炊をしている。自炊は楽しいが洗い物は面倒くさいから嫌」と料理男子ならではの苦労話を話した。
出来上がったエビチリを食べて本人は「お店を出せるレベルで美味しい、90点です。上手く作れました」と笑顔で食レポ。隣の部屋に住んでいるチームメイトの藤井一志(23)を呼び出して、井刺し試食。「辛みと甘酸っぱい感じとエビのぷりぷりがマッチして美味しい。90点。残りの10点は俺が作った方が美味しい(笑)」と話し、2人の仲の良さが垣間見えた。
ちなみに好きな食べ物はラーメンだが、シーズン中はあまり食べられない。試合に勝利したご褒美としてラーメンを食べに行くことがあるという。
その後のインタビューでは「大宮はすべてにおいて大好きなチーム、J1にいるべきチーム、優勝はマストでしないといけない、J3の歴史に名を刻む勝ち点を目指す」と決意のこもった顔で答えてくれた。2017年以来となるJ1復帰へ、大宮の未来を背負う若きセンターバックが闘志を燃やす。
■市原吏音(いちはら・りおん)
2005年7月7日生まれ、埼玉県出身。身長187センチ、体重85キロ。
大宮アルディージャ史上最年少(18歳5日)でトップチームデビュー。
代表歴U-17/U-18/U-19日本代表。
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