■プロ野球 CSファイナルステージ・第3戦 巨人 1-2 DeNA(18日・東京ドーム)

DeNAは巨人に3連勝を飾り、同じく3位から日本シリーズに進出を果たした2017年以来、7年ぶりの下剋上に王手をかけた。

試合は1点を追う4回、オースティン(33)が2戦連発となるソロ本塁打を放ち同点に追いついた。5回には2死三塁の好機を作ると赤星優志(25)の暴投の間に勝ち越し。投げては先発・吉野光樹(26)が3回1失点、リリーフ陣も好投を披露。ピンチも好守でリードを守った。

前日の試合では5回に森敬斗(22)の適時打で先制。その後同点に追いつかれるも7回にオースティンにソロ本塁打が飛び出し勝ち越しに成功した。先発した大貫晋一(30)は7回途中1失点と試合を作るとリリーフ陣が好投で繋ぎリードを守り切り勝利。ファイナルステージを2連勝で飾りアドバンテージの1勝を持つ巨人に対し優勢な展開となった。

第3戦は吉野が先発でマウンドに上がる。吉野は今季7試合に登板し3勝2敗、防御率4.31。巨人戦では2試合登板し1勝1敗、防御率1.64をマークしている。

打線は1回、巨人の先発・グリフィン(29)に対し先頭の梶原昂希(25)は空振り三振、2番・牧秀悟(26)は四球で出塁した。3番・佐野恵太(29)が見逃し三振に倒れ2死を奪われるも4番・オースティンも四球で繋ぎ2死一、二塁好機に。しかし5番・宮﨑敏郎(35)は中飛に倒れ無得点に終わった。

その裏、吉野の立ち上がりは先頭の長野久義(39)、2番・オコエ瑠偉(27)から空振り三振を奪い2死。3番・丸佳浩(35)に中安打を放たれ出塁を許すも盗塁を試みたところを一、二塁間で挟みこみアウトに。無失点に抑えた。

しかし2回裏、この回の先頭、4番・岡本和真(28)にレフトスタンドに飛び込むソロ本塁打を浴び先制を許した。

3回裏には1死走者無しから2番・オコエ、3番・丸に連打を放たれ走者を背負った。4番・岡本和を申告敬遠とし満塁策に。すると迎えた5番・大城卓三(31)の打球をセカンドを守る牧が飛びつき好捕。併殺打に抑えピンチを凌いだ。

直後の4回表、無死走者無しから4番・オースティンにライトスタンドへのソロ本塁打が飛び出し同点に追いついた。

吉野は3回57球を投げ抜き4安打1失点で降板。4回裏は2番手・佐々木千隼(30)が登板し2死走者無しから8番・門脇誠(23)に四球を与えるも続く代打・佐々木俊輔(24)を右飛に打ち取った。

5回表、巨人の2番手・赤星優志(25)に対し1番・梶原が左安打で出塁。その後盗塁を決めるなど2死三塁とすると4番・オースティンの打席で赤星が暴投。その間に三塁走者の梶原は本塁へ帰り、勝ち越しに成功した。

その裏は3番手・中川颯(26)がマウンドに上がると1番・長野から始まる上位打線を三者凡退に。6回裏も2イニング目のマウンドに上がると2つの三振を奪うなど好投で繋いだ。

しかし8回裏、4番手・山﨑康晃(32)が2イニング目の登板も1番・長野に左安打、2番・オコエに送りバントを決められ得点圏に走者を背負った。しかし後続を抑え無失点に凌いだ。

9回表、巨人の6番手・大勢(25)に対し1死走者無しから6番・桑原将志(31)が左二塁打、7番・森敬が右安打を放つなど2死二、三塁の好機を迎えた。しかし代打・筒香嘉智(32)は三振に倒れ無得点。

1点リード変わらず9回裏は5番手・森原康平(32)が巨人打線に反撃を許さず試合終了。勝利したDeNAは日本シリーズ進出まであと1勝となった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。