■プロ野球 セ・リーグCSファイナルステージ第2戦 巨人1ー2 DeNA (17日 東京ドーム)
巨人はDeNAに2連敗で、対戦成績は優勝チームのアドバンテージを含め1勝2敗となった。試合は先発の菅野が5回に森敬に適時打を浴び先制を許すも、6回に岡本和が左前同点適時打を放ち追いつく。しかし菅野が直後の7回に、オースティンに勝ち越しソロを献上すると、打線は相手先発・大貫をはじめとした相手投手陣の前に沈黙し力尽きた。
スタメンは1番レフト・丸、2番センター・オコエ、3番セカンド・中山、4番ファースト・岡本和、5番サード・坂本、6番ライト・浅野、7番ショート・門脇、8番キャッチャー・小林、9番ピッチャー・菅野のオーダーを組んだ。
先発の菅野は今季は24試合に登板、20年以来自身4度目の最多勝15勝(3敗)、リーグ2位・防御率1.67。今季のDeNA戦は3試合に登板、1勝1敗、防御率2.25。
初回は2死から、3番・佐野に左前安打を浴びるも、オースティンをスライダーで空振り三振に打ち取り無失点。2回は内野ゴロ2つで2死とし、森敬のライトへの鋭いライナーを浅野がスライディングキャッチで好捕し三者凡退。
相手先発・大貫に対し、初回は変化球に3者連続空振り三振の三者凡退。それでも2回に、先頭の岡本和が二遊間を破る中前安打を放ち、坂本の投ゴロ間に二塁へ進む。しかし浅野が右飛、門脇は変化球で追い込まれると、インコースのストレートに手が出ず見逃し三振で先制ならず。
3回には小林が初球を振りぬき、中前安打で出塁。菅野は初球で犠打を決め、2球で1死二塁の好機。1番にかえり丸が打席に立つもボテボテの一ゴロ、オコエは見逃し三振でまたも好機を逃す。
4回表、菅野は先頭の牧に四球を与えるも、佐野を二ゴロ併殺打に打ち取ると、オースティンは外角に150キロの直球を投げ切り見逃し三振で3人で抑える。
しかし5回に先頭の宮﨑に三塁線を破る二塁打を浴びると、桑原に犠打を決められ1死三塁。続く森敬に初球を前進守備の二遊間を破る適時打とされ0-1と先制を許す。さらに戸柱も初球を打たれ右前安打1死一、二塁。それでも大貫の犠打を小林が素早く処理し併殺打で最少失点で切り抜ける。
直後の5回の攻撃は、浅野が空振り三振、門脇が遊飛で2死。小林は2打席連続となる右前安打で出塁も、菅野は二ゴロに倒れ得点ならず。大貫に5回までわずか3安打、7奪三振、無得点。
菅野は6回、1死から牧に右前安打を浴びるも、佐野を2打席連続の併殺打に打ち取る。すると6回裏、先頭の丸がセカンド・牧の好守でリクエストの末アウトになるも、オコエが右中間へ二塁打を放ち出塁。続く中山は浅い中飛で2死も、岡本和が左中間へ同点適時打を放ち1-1。
菅野は7回もマウンドに上がるも、先頭のオースティンに右中間へ勝ち越しソロを浴び1-2と勝ち越しを許す。
7回裏は、2死から小林が四球を選び、菅野に代打・秋広が送られると、DeNAは2番手で左腕・坂本に交代。秋広はチェンジアップを3球続けられ空振り三振に倒れる。
菅野は7回83球6安打5奪三振1四球2失点で降板。8回からは2番手・バルドナードが登板し、代打・フォードに左前安打を浴びるも、梶原をこの日4つ目となる二ゴロ併殺打に打ち取る。
8回裏は3番手・伊勢に対し、先頭の丸のライトへの打球が梶原の好捕に阻まれるなど三者凡退。
9回表は3番手・ケラーが1死から佐野、オースティンに連続四球でピンチを招くも、宮崎をこの試合5つ目の併殺打で切り抜ける。9回裏の攻撃は守護神・森原の前に追いつくことができずゲームセット。CSファイナルステージは戸郷、菅野で痛恨の2連敗となった。
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