■プロ野球 CSファイナルステージ・第2戦 ソフトバンク 7-2 日本ハム(17日・みずほPayPayドーム)

日本ハムはソフトバンクに2連敗を喫し、日本シリーズ進出へ崖っぷち状態となった。

試合は1回表に清宮幸太郎(25)の適時二塁打で先制も直後の1回裏、先発の加藤貴之(32)が近藤健介(31)に2ラン本塁打を浴びるなど勝ち越しを許した。中盤以降もリリーフ陣が粘れず山川穂高(32)に2打席連続のソロ本塁打を浴びるなど5点差に。打線は再三の好機もあと1本に苦しんだ。

前日の試合では1ー1の同点で迎えた3回裏、先発の伊藤大海(27)が山川穂高(32)に勝ち越し打を放たれる。中盤には今宮健太(33)、栗原陵矢(28)にソロ本塁打を浴びリードを広げられた。打線は7回表にレイエス(29)にソロ本塁打が飛び出すも反撃及ばず。8回裏には3番手で登板した杉浦稔大(32)が山川にダメ押しのソロ本塁打を許した。

ファイナルステージ初戦を落とし苦しいスタートとなった日本ハムは第2戦の先発マウンドに加藤貴が上がった。加藤貴はファーストステージ第1戦以来、中4日での登板。ソフトバンク戦は今季4試合に登板し0勝3敗、防御率4.79をマーク。スタメンには上位打線となる1番に万波中正(24)、2番に清宮、3番にマルティネス(28)を起用した。

打線は1回、ソフトバンクの先発・モイネロ(28)に対し先頭の万波がレフトフェンス直撃の二塁打を放ち出塁。2番・清宮に右中間を破る適時二塁打が飛び出し先制点を挙げた。3番・マルティネスは三ゴロ、4番・レイエスの中飛の間に二塁走者の清宮は三塁へ進塁し再びチャンスを作るも5番・郡司裕也(26)は三ゴロに倒れ追加点は奪えず。

その裏、加藤貴の立ち上がりは先頭のダウンズ(26)に左安打を放たれ出塁を許した。2番・柳田悠岐(36)は投ゴロも得点圏に走者を背負った。3番・栗原陵矢(28)を右飛に打ち取るも、4番・山川にレフトへの適時打を浴び同点に追いつかれた。さらに5番・近藤に初球を捉えられるとライトスタンドへの2ラン本塁打とされ3ー1とリードを広げられた。

2点を追う展開となった打線は2回表、6番・上川畑大悟(27)が右安打、8番・田宮裕涼(24)が右二塁打を放ち1死二、三塁の好機を迎えた。続く9番・松本剛(31)の打球は中犠飛となり1点を返した。

しかし2回裏には先頭の正木智也(24)に左二塁打を放たれると8番・甲斐拓也(31)に送りバントを決められ1死三塁に。9番・周東佑京(28)にライトへの犠飛を許し再び2点差となった。ここで加藤貴は降板、2回途中4安打4失点の投球内容。2番手でマウンドに上がった生田目翼(29)は1番・ダウンズに、2番・柳田に連打も追加点を許さず。

中盤に入り5回表、9番・松本剛、2番・清宮が中安打を放つと3番・マルティネスが四球を選び2死満塁のチャンスを作るも4番・レイエスは遊ゴロに倒れ無得点。

5回裏からは3番手・宮西尚生(39)が登板も2死走者無しで迎えた4番・山川にフルカウントからの6球目をレフトスタンドへ運ばれ5ー2とその差は3点に広がった。

6回裏は4番手・柳川大晟(21)が登板。6番・今宮健太(33)に左安打、8番・甲斐に右安打を放たれると2死一、三塁から1番・ダウンズに四球で出塁を許し満塁のピンチを招いた。続く2番・柳田にも四球を与えると押し出しで1点を加えられ6ー2に。

4点差に広がり試合は終盤へ。6回裏途中からマウンドに上がっている福島蓮(21)が7回裏のマウンドに上がるもこの回の先頭、4番・山川に左中間への2打席連続となるソロ本塁打を浴び7ー2とした。

5点を追いかける8回表は4番・レイエスが中安打を放ち出塁も無得点。9回表もソフトバンクの4番手・オスナ(29)の前に1死走者無しから9番・松本剛が中安打で出塁もチャンスを活かすことができず試合終了。この試合でソフトバンクはアドバンテージの1勝を含め3勝と日本シリーズ進出に王手。敗れた日本ハムは後のない状態となり明日の3戦目を迎える。

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