■プロ野球 CSファーストステージ・第2戦 日本ハム 3×-2 ロッテ(延長10回)(13日・エスコンフィールド)
日本ハムはロッテに延長戦の末、サヨナラ勝利を飾りクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ進出に望みを繋いだ。
試合は1点ビハインドで迎えた9回裏、1死走者無しから万波中正(24)にソロ本塁打が飛び出し同点に。2ー2で延長戦に入り10回裏、2死一、三塁から淺間大基(28)の一打が試合を決めた。
前日の試合では先発した加藤貴之(32)が5回に中村奨吾(32)、7回にポランコ(33)にソロ本塁打を浴び2点を失った。2点を追いかける展開となった打線は佐々木朗希(22)らロッテの投手陣の前に5安打無得点に倒れ完封負けとなった。
ファイナルステージへ後がなくなった日本ハムは第2戦の先発に金村が上がった。金村尚真(24)は今季ロッテ戦で6試合に登板し3勝1敗、防御率4.13をマーク。スタメンには1番に松本剛(31)、2番に清宮幸太郎(25)、3番には第1戦で出場のなかった水谷瞬(23)が起用された。また4番にレイエス(29)、5番に万波が入るなど前日とは打順を入れ替えた起用となった。
金村の立ち上がりは先頭の岡大海(33)を右飛に。2番・藤岡裕大(31)に右安打を放たれるも3番・角中勝也(37)を中飛、4番・ソト(35)を遊飛に打ち取り無失点に抑えた。
打線はその裏、ロッテの先発・小島和哉(28)に対し先頭の松本剛がショートへの内野安打で出塁。しかし2番・清宮は左飛、3番・水谷は空振り三振に倒れ2死一塁に。4番・レイエスの打席で一塁走者の松本剛は盗塁を試みたが失敗となり3アウト。初回は無得点となった。
金村は2回から4回までロッテ打線を三者凡退に抑える好投。しかし5回表、2死走者無しから7番・安田尚憲(25)に初球を捉えられると打球はライトスタンドへ。ソロ本塁打を浴び先制点を許した。
終盤に入った7回、金村はマウンドに立ち続けるも先頭の3番・角中にライトスタンドへのソロ本塁打を放たれ2点目を失った。その後2死一塁となったところで金村は降板、2番手で河野竜生(26)が登板。6番・佐藤都志也(26)に中安打を許すも続く8番・友杉篤輝(23)を左飛に打ち取り追加点は与えず。
2点を追う展開となった打線は7回裏、先頭のレイエスが四球を選び出塁。1死一塁から代打・郡司裕也(26)が四球を選択し繋ぐと走者一、二塁に。ロッテは継投に入り2番手・横山陸人(23)が登板も暴投の間にそれぞれ進塁し走者二、三塁のチャンスを迎えた。7番・マルティネス(28)は遊ゴロも三塁走者が本塁へ帰り1点差となった。
8回表は3番手・山﨑福也(32)が9番・藤原恭大(24)、1番・岡、2番・藤岡を三者凡退に抑える好投を披露。そのまま9回表も2イニング目のマウンドに上がると走者を背負いながらも無失点に。
1点ビハインドで9回裏、ロッテの4番手・益田直也(34)に対し1死走者無しから5番・万波にレフトスタンドへの同点ソロ本塁打が飛び出し土壇場で試合を振り出しに戻した。
試合は延長戦に入り10回表は山﨑福也が3イニング目を三者凡退に。その裏、ロッテの5番手・澤村拓一(36)に対し2死走者無しから1番・松本剛が四球、2番・清宮が中安打を放ち2死一、三塁とすると迎えた3番・淺間がライトへの適時打を放ちサヨナラ勝利。日本ハムはファーストステージを1勝1敗としファイナルステージ進出をかけ明日の3戦目に臨む。
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