■プロ野球 CSファーストステージ・第2戦 阪神 3-10 DeNA(13日・甲子園)
DeNAは阪神に2連勝を飾り7年ぶりとなるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ進出を決めた。
試合は1点ビハインドで2回表、無死満塁から戸柱恭孝(34)に適時二塁打が飛び出し逆転。7回にはフォード(32)、佐野恵太(29)にソロ本塁打が飛び出すなど連打でこの回一挙6得点を奪いリードを大きく広げた。投げては先発・ジャクソン(28)が6回途中1失点の好投で試合を作るとリリーフ陣も守り切った。
前日の試合では3回に桑原将志(31)の内野ゴロの間に先制。7回には牧秀悟(26)、佐野の連打でチャンスを作るとオースティン(33)の適時二塁打で2点を加えリードを広げた。投げては先発・東克樹(28)が4回無失点、リリーフ陣も奮闘し守り切った。
7年ぶりのファイナルステージ進出に王手をかけ迎えたこの試合、先発マウンドに上がったジャクソンは今季25試合に登板し8勝7敗、防御率2.90。そのうち阪神戦は6試合に先発し1勝1敗、2.10をマークしている。
打線は1回、阪神の先発・髙橋遥人(28)に対し先頭の梶原昂希(25)は一ゴロ、2番・牧は空振り三振に。3番・佐野が四球を選択し出塁するも4番・オースティンは空振り三振に倒れ無得点となった。
その裏、ジャクソンの立ち上がりは先頭の近本光司(29)、2番・中野拓夢(28)を二者連続の空振り三振に。2死を奪うも3番・森下翔太(24)に4球目のストレートを捉えられると打球はレフトポール際のスタンドへ。ソロ本塁打を浴び先制点を許した。
いきなり1点ビハインドとなり直後の2回表、この回先頭の5番・宮﨑敏郎(35)が左二塁打、6番・桑原将志(31)が右安打と連打が飛び出すと7番・森敬斗(22)もファーストへの内野安打で繋ぎ無死満塁のチャンスを作った。迎えた8番・戸柱はカウント1ボールからの2球目、ストレートを振り抜くと打球はセンターへ。走者一掃の適時二塁打となり逆転に成功した。さらに2死三塁と追加点の好機で2番・牧にセンターへの適時打が飛び出し4点目を加えた。
ジャクソンは2回以降走者を出すも本塁を踏ませない好投。後半戦に入り6回裏、2死一塁となったところでジャクソンは降板。2番手・坂本裕哉(27)が登板すると代打・渡邉諒(29)を左飛に打ち取った。
7回表、阪神の2番手・村上頌樹(26)に対し、無死走者無しから代打・フォードがライトスタンドに飛び込むソロ本塁打を放ち5点目を挙げリードを広げた。さらに1番・梶原、2番・牧が左安打を放ち好機を作ると阪神の3番手・富田蓮(23)に対し3番・佐野にライトスタンドへの3ラン本塁打が飛び出し1ー8。2死走者無しからは6番・桑原が死球、7番・森が中安打を放ち再びチャンスを迎えると8番・戸柱がレフトへの適時二塁打を放ち10点目を挙げた。
7回裏、3番手・ウェンデルケン(31)が登板。先頭の代打・糸原健斗(31)に中安打を放たれ出塁を許した。その後2死二塁とし3番・森下にセンターへの適時打を放たれ2点目を失うも4番・大山を三邪飛に打ち取り追加点を与えなかった。
8回裏は4番手・堀岡隼人(26)が登板し無失点に抑えると9回裏は5番手・上茶谷大河(28)がマウンドに上がった。1死走者無しから代打・原口文仁(32)にレフトスタンドへのソロ本塁打を浴びるも後続を抑えリードを守り切って試合終了。DeNAは阪神とのファーストステージを連勝で飾り、東京ドームで行われる巨人とのファイナルステージに駒を進めた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。