■プロ野球 CSファーストステージ・第1戦 阪神 1-3 DeNA(12日・甲子園)
DeNAは阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦を勝利で飾り7年ぶりのファイナルステージへあと1勝とした。
試合は3回に桑原将志(31)の内野ゴロ間に先制。終盤7回には牧秀悟(26)、佐野恵太(29)の連打でチャンスを作るとオースティン(33)が適時二塁打を放ちリードを広げた。投げては先発・東克樹(28)が4回無失点。9回裏に森原康平(32)が1点を失うも逃げ切った。
レギュラーシーズンを3位で終え、球団初の3年連続CS進出を決めたDeNAはこの日から阪神とのファーストステージを敵地である甲子園で迎えた。甲子園でのCSは2017年以来7年ぶり。その年は日本シリーズに進むも日本一には及ばず。また昨季は3位でCSに臨むも広島に敗戦を喫しファイナルステージには届かぬ結果となっている。
今季の阪神戦は11勝13敗分けと負け越し。先発を任された東克樹の阪神戦成績は5試合に先発し2勝1敗、防御率3.55。東は今季チーム最多13勝を挙げ防御率2.16をマーク、また32試合連続QSを記録するなど抜群の安定感を見せた。スタメンには甲子園で今季9試合38打数18安打の打率.474、1本塁打、5打点と好相性の牧、首位打者に輝いたオースティンらが起用された。
打線は1回、阪神の先発・才木浩人(25)に対し先頭の梶原晃希(25)は初球から振るも二ゴロ。2番・牧秀悟(26)が中安打、3番・佐野が右二塁打を放ちチャンスを作ると4番・オースティン(33)は四球で1死満塁。しかし5番・宮﨑敏郎(35)は一邪飛、6番・桑原将志(31)は二飛に倒れ好機も無得点となった。
東の立ち上がりは先頭の近本光司(29)を遊飛、2番・中野拓夢(28)を中飛に。続く3番・森下翔太(24)に左安打を放たれ出塁を許したが4番・大山悠輔(29)を左飛に打ち取り無失点に抑えた。
0ー0のまま迎えた3回表、この回先頭の2番・牧が中安打、3番・佐野が左二塁打と初回と同様に連打が飛び出し出塁。その後5番・宮﨑が申告敬遠を受けるなど1死満塁とすると6番・桑原の遊ゴロの間に先制点を挙げた。
東は4回50球で降板、5回裏から山﨑康晃(32)が登板すると8番・木浪聖也(30)を空振り三振、代打・糸原健斗(31)を遊ゴロ、1番・近本を二ゴロに打ち取る好投を見せた。
6回裏は3番手・佐々木千隼(30)が登板し2番・中野、3番・森下、4番・大山と上位打線を三者凡退に抑える投球。
直後の7回表、阪神の2番手・桐敷拓馬(25)に対し1死走者無しから2番・牧が左二塁打、3番・佐野が左安打を放ち1死一、三塁の好機を作った。3番手・石井大智(27)が登板も続く4番・オースティンは2球目を捉えライトへの2点適時打に。貴重な追加点を加え3点のリードに変わった。
終盤に入り7回裏は4番手・坂本裕哉(27)が三者凡退の好投、8回裏は5番手・伊勢大夢(26)が走者を背負いながらも無失点で凌いだ。
そのままリード変わらず9回裏は6番手・森原が2死二、三塁から8番・木浪にレフトへの適時打を浴び1点を失うも後続を抑え試合終了。勝利したDeNAは7年ぶりのファイナルステージ進出をかけ明日の第2戦を迎える。
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