埼玉西武ライオンズはレギュラーシーズン最終戦を9日に終え、25年1月1日付けで新監督に西口文也2軍監督(52)が就任することを正式に発表した。

西口新監督は1994年ドラフト3位で西武に入団すると、2015年までの21年間にわたり西武一筋でプレー。3度の“幻のノーヒット・ノーラン”に嘆いたが、通算182勝を挙げ、沢村賞1回、最多勝2回、ベストナイン2回など数々のタイトルを獲得し、右腕のエースとして活躍した。2015年に現役引退をしてからは投手コーチを務め、2022年から二軍監督に就任していた。

今季監督を務めていた松井稼頭央氏(48)は交流戦前の5月から休養。以降は、渡辺久信ゼネラルマネージャーが監督代行を兼務しチームの指揮をとっていた。西武は2019年以来のレギュラーシーズン優勝を目指したが、開幕から波に乗れずに5月18日には自力優勝の可能性が消滅。9月10日に2021年以来の最下位が確定し、同日85敗目を喫し球団ワースト記録を更新するなど歴史的低迷に苦しんだ。今季は全143試合を戦い、49勝91敗2分け。

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