29日、勝山市に日本が誇るバドミントン界のトップアスリートが集結しました。地元出身の山口茜選手をはじめ、パリオリンピック出場選手ら7人がバドミントンの講習会を開き、参加した子供たちは大興奮な様子でした。
29日、朝早くから勝山市の体育館、ジオアリーナには大勢の人たちが列をつくっていました。そのお目当ては、バドミントン山口茜選手、志田千陽選手、松山奈未選手らトップアスリートです。
勝山市の市制施行70周年を記念し、バドミントン日本代表選手を招いた講習会が開かれました。
講師は、地元・勝山市出身の山口茜選手やパリオリンピック銅メダリストで山口選手と同じ再春館製薬所に所属するシダマツペアこと志田千陽選手と松山奈未選手です。さらにトナミ運輸に所属するオリンピック出場選手3人、勝山市出身の大林拓真選手と豪華な顔ぶれです。
この「バドミントンクリニック」には、市内の園児から高校生まで約160人が参加。志田選手らはラケットやシャトルを使った遊びで、園児らにバドミントンの基本を優しく教えていました。
山口選手は小学生を相手に対戦し、得意の軽快なフットワークや力強いスマッシュを披露し、子供たちにとっては夢のような時間となりました。
参加した児童らは「世界のトップの選手と打ててうれしい。打った後の構えを早くして、ラケットを上げて構えるというのを教わった」「茜ちゃんは教え方もうまいし、面白いし、笑顔がかわいいし、いいとこだらけで勝山のみんなの憧れ」と話していました。
エキシビションマッチでは、オリンピック出場選手6人が3対3に分かれて戦うスペシャルな対戦も。他では見られない組み合わせででの試合に、会場は大いに盛り上がりました。
志田千陽選手
「講習会に出るのは初めてだったが、子供たちがみんな声を出して積極的に参加してくれたのもうれしかったし、私自身もこの機会でまた改めてバドミントンの楽しさを知れたので、すごく充実した時間になった」
松山奈未選手
「すごく自然豊かで空気がきれいなので勝山が好き。子供たちの元気と楽しんでいる姿に、私ももう1回頑張ろうという気持ちになった」
山口茜選手
「バドミントンに興味ある子だったり、楽しんでやっている子がたくさんいることが実感できた。みんなで楽しみながら切磋琢磨してレベルアップしてくれたらうれしい」
憧れの選手たちと対戦し、夢中になってシャトルを追いかけていた子供たち。また、勝山からバドミントンのトップ選手が生まれるかもしれません。
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