大相撲秋場所で2度目の優勝を果たし、大関に昇進した海洋高校出身の大の里が中学・高校時代を過ごした新潟県糸魚川市に凱旋。11月の九州場所に向け第2の故郷で英気を養います。
【齋藤正昂アナウンサー】
「糸魚川市役所、こちらには大の里の優勝を祝う横断幕、そしてそのファンの方が待ち構えています」
多くの市民が待つ中、糸魚川市役所を訪れたのは、海洋高校出身の新大関・大の里です。
中学・高校時代を糸魚川市で過ごした大の里は、大相撲秋場所で2度目の優勝を果たし、昭和以降最速となる所要9場所で大関に昇進しました。
大の里を間近で見たファンは…
【ファン】
「最高だった!」
【ファン】
「かっこよかった。緑の着物がすてきだった。もっとゆっくり歩いてほしかった」
新大関になり、第二の故郷に凱旋を果たした大の里。
【大の里】
「平日の夕方だが、多くのファンの方が集まってくれてうれしかった。パブリックビューイングをやったという話を聞いて、たくさんの方が応援してくれたと思うので、最高な成績で9月場所を終われてよかったなと思う」
糸魚川市は自分の相撲の基礎をつくった場所と話した上で…
【大の里】
「本当に大変な6年間だったし、きつかったが、いま振り返ると、この6年間があったからと思えるし、やっぱり、またこうして卒業してからこの場所に来られるというのは本当にいいことだと思う」
息子の偉業に対し、父の知幸さんは…
【大の里の父・中村知幸さん】
「サケが地元の川に戻ってきた。そういう感じ。(Q.期待したいことは?)それはもう、上までいってほしいなと。その一つ」
お祝いムードに包まれる中、新大関は11月に始まる九州場所に向けて英気を養いたいと話します。
【大の里】
「つかの間の休息だが、いまはゆっくり休んで、糸魚川のおいしいものを食べて、来週から九州に向けて再始動したいと思う」
大の里は28日、えちごトキめき鉄道のイベントに出席するほか、10月5日の秋巡業・三条場所にも参加します。
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