■MLB マーリンズ 4ー20 ドジャース(日本時間20日、フロリダ州マイアミ、ローンデポ・パーク)
ドジャースの大谷翔平(30)が6打数6安打3HRの10打点、2盗塁と記録的な数字を叩き出し、前人未到の「50本塁打-50盗塁」を達成。9回には3打席連続本塁打であっさりと“51-51”に到達した。
試合後の会見で「うれしさと安堵と、それと同時に記録を作ってきた先輩方へのリスペクトとか、そういう気持ちがあります」と率直な気持ちを語り、大記録達成の喜びをかみしめた。
記者から「どの時点で記録を達成できる手応えを感じたか」と聞かれると、「ホームランは狙ったら出ないものだと思うので」と口にし「自分の良い打席を積み重ねていくのが一番近道だと、勝ちに繋がる打席をひとつでも積み重ねたいと思っていたので、ホームラン以外の打席も良かったのではないかと思います」と振り返った。
さらにチームは20得点の大勝で、大谷はメジャー7年目で自身初となるプレーオフ進出を決めた。「チームが変わりましたけど、アメリカに来てからずっと夢に見てきた舞台であるので、今日勝って決まったというのは自分にとってすごく大きいですし、今回そこに向けて頑張りたいと思います」と話し、悲願の世界一へ第一関門突破に安堵したようだ。
試合後のミーティングではポストシーズン進出決定を祝い、D.ロバーツ監督や選手たちがシャンパンを味わった。「(味は)よかったですね」と初めての“美酒”を堪能したようで、自身の大記録とチームのPO進出を同時に祝う特別な日となった。
チームは残り9試合。2年連続の本塁打王をほぼ手中に収めた大谷は、ア・リーグ・ヤンキースの“大砲”A.ジャッジ(53本)に2本差と迫り、両リーグ最多本塁打も視野に。さらに2001年にイチロー氏がマークした日本人最多56盗塁の記録更新も射程圏内に捉えている。
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