■天皇賜盃 第93回日本学生陸上競技対校選手権(19日、川崎市)
大学ナンバーワン決定戦“日本インカレ”の女子10000m決勝で日本歴代3位の記録(30分45秒21)を持つ不破聖衣来(拓殖大4年)は33分12秒79で7位に入り2年ぶりの優勝はならなかった。立教大の小川陽香(2年)が33分04秒54で初優勝を果たした。
雷雨の影響で約45分遅れて始まった女子10000m。レースは序盤から不破が1周77〜80秒を刻み、先頭集団13人を引っ張る形となった。高温多湿の中、テンポを一定に保ち、後半へ。コンディション不良で2年ぶりに日本インカレの舞台に戻って来た不破。周回遅れの選手を次々と抜き去り、先頭集団は8人となった。残り9周で名城大の原田紗希(3年)が不破に続く2番手に上がり、様子を伺う。ラスト5周に入ると先頭集団はペースアップし、不破は3〜7番手で食らいつく。最後の1周では激しい先頭争いを小川(立教大2年)が33分04秒54で制し、初優勝を果たした。不破は5月の関東インカレでマークした33分40秒20を上回り、今季ベストタイムとなる33分12秒79で7位でフィニッシュした。
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