■MLB マーリンズ 4ー8 ドジャース(日本時間19日、フロリダ州マイアミ、ローンデポ・パーク)

ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で出場し、この日は5打数1安打。2戦連発の49号は叶わずも、初回の第1打席でヒットを放つと、6試合ぶりの盗塁を決めてシーズン49盗塁に到達した。

本塁打と打点はなしに終わったが、「48本塁打-49盗塁」とし“50-50”の大記録達成へ、今季残り10試合であと2本塁打&1盗塁と目前に迫った。

ドジャースは前半の3本塁打でリードすると8得点を挙げて快勝。90勝(62敗)に到達し、地区2位のパドレスも勝利したため、優勝マジックは「8」から「7」に。この日、メッツ(東地区2位)とブレーブス(東地区3位)の両チームが敗れた場合、12年連続のプレーオフ進出が決まったが、ブレーブスが勝ったためお預けに。

夢の“50-50”へ、大谷は初回から記録に迫った。第1打席はマーリンズ先発の左腕R.ウェザーズを相手に、2球目のストレートに詰まりながらもレフト前ヒットで出塁すると、続くM.ベッツ(31)の打席で初球から走って今季49個目の盗塁成功。さらに相手捕手フォーテスの悪送球で、大谷は三塁へ。無死三塁の先制機にベッツは中飛も大谷はタッチアップできず、続くT.ヘルナンデス(31)の遊ゴロ間にホームに向かったが走塁死。

3回の第2打席は1死無走者の場面で、2球目の内角チェンジアップを打ち上げて遊飛に倒れた。4回の第3打席はカウント2-2から真ん中のストレートを見逃し三振。7回の第4打席は2番手・X.カリーに対し、カウント2-2からスライダーを打ち返したが、低い弾道で右直に倒れた。

打線は2回にW.スミス(29)の19号ソロで先制すると、4回にT.エドマン(29)の6号2ラン、K.ヘルナンデス(33)の10号3ランで6-0とリード。

ドジャース先発のL.ナック(27)は5回まで2安打無失点の好投。2番手・J.ケリー(36)が6回3者凡退で切り抜けると、7回は今季初登板のZ.ローグ(28)が連打から2点タイムリーを浴び、B.トライネン(36)に交代。だが二盗を許し内野ゴロで1死三塁とすると、犠牲フライで6-3と3点差に縮まった。

だが打線は8回に2死満塁のチャンスでC.テーラー(34)が2点タイムリーを放ち、8-3と再び突き放した。2死一・二塁で迎えた大谷の第5打席は空振り三振で、第2打席以降は沈黙に終わり49号は次戦以降にお預け。9回に失点するもチームは勝利。シーズン残り10試合で、大谷は「50-50」まであと2本塁打と1盗塁の“マジック3”と大記録達成に迫った。

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