サッカーJ2リーグはシーズンの終盤戦を迎えています。残留を目指す鹿児島ユナイテッドFCは、18日、トレーニングの様子を報道陣に公開しました。次節に向けて意気込みを聞きました。

鹿児島市の専用練習場「ユニータ」で公開された鹿児島ユナイテッドのトレーニング。

18日は強い日差しが照りつける中、パス回しやミニゲームなどで約1時間半、汗を流しました。

鹿児島ユナイテッドFC・浅野哲也監督
「ボールを奪いに行く守備を徹底して、どんどんボックス内に入っていく。それからフィニッシュの意識をもっと高めていく。決して後ろを向いている選手はいないので、そういったところは練習に出ている」

鹿児島ユナイテッドは今シーズン2019年以来、5年ぶりにJ2復帰を果たしましたが、ここまで31試合を終えてわずか5勝と厳しい戦いが続き、降格圏内の19位に沈んでいます。

前節、ホームに熊本を迎えての九州ダービーには1万人を超えるファン・サポーターが訪れましたが、勝利を届けることはできませんでした。

この現状に、チーム在籍10年目、鹿児島県霧島市出身の五領淳樹選手はー。

チーム在籍10年目・五領淳樹選手
「苦しい状況だけど毎試合毎試合どうにかしてやろう、改善しようという声がどんどん出てきているので、もう少しで結果に結びつくんじゃないかなと思っている」

五領選手自身、第24節を最後に出場機会がありませんが、いまチームに必要なものは「一歩の差」だと話します。

五領淳樹選手
「(この時期になると)一歩の差というか、ゴール前でのあと一歩のところ以外で差は出てこないと思うので、勝たなきゃいけない試合が続く中で、そういうところをもっと出していかないといけない」

6月22日の第21節以降、約3カ月間勝利から遠ざかっているユナイテッド。

選手たちは11試合ぶりの勝利に闘志を燃やします。

鹿児島ユナイテッドFC・田中渉選手
「勝ち続けるしかないし、この状況でもホームに1万人以上のサポーターが集まってくれたので、そういう人たちの思いも背負って次の試合、アウェーだが絶対に勝って、そこから勢いに乗って、可能性がある限りは残留を目指してやっていきたい」

ユナイテッドは9月22日、アウェーで18位の栃木SCと対戦します。

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