■MLB マーリンズードジャース(日本時間18日、フロリダ州マイアミ、ローンデポ・パーク)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で出場し、3回の第2打席で5試合ぶりとなる48号本塁打を放った。これで自身の記録を更新するMLB初の「48本塁打-48盗塁」に到達し、「50-50」の大記録達成に迫った。
2023年、WBC決勝の舞台でアメリカ代表のM.トラウト(33)から三振を奪い、グラブと帽子を投げてガッツポーズした思い出の地。マーリンズの先発はD.マコーガン(28)、メジャー3年目で未だ勝ち星なし、大谷は初対戦となった。
1回の第1打席は見逃し三振、そして、3回の第2打席、甘く入ってきたボールを逃さず振り抜くと、打球は綺麗な弧を描きスタンドへ。打球速度170キロ、飛距離122.5m、角度は32度、直近4試合で本塁打・盗塁ともに記録していなかったが、5試合ぶりとなる豪快弾を放った。大谷はローンデポ・パークで初ホームランとなり、これで30球場制覇となり、残りは2球場(グレートアメリカン・ボールパークとシチズンズバンク・パーク)となった。
この一発でメジャー通算219本となり、インディアンス、レンジャースなどメジャーで16年間活躍した韓国出身の秋信守(2005年~2020年)が持つアジア出身選手のMLB最多記録を更新した。
また球団のシーズン本塁打記録としては、今年殿堂入りを果たしたエイドリアン・ベルトレ―(2004年)に並び歴代2位に。ショーン・グリーンが2001年にマークした球団最多の49本に“あと1本”と王手をかけた。
前日は2打点でチームの勝利に貢献。ホームラン王争いナ・リーグ単独トップの大谷は、2位の“ライバル”M.オズーナ(33、ブレーブス)との差を「11」に広げた。また打点は「108→110」に伸ばし、リーグトップのブルワーズのW.アダメス(29)を抜いた。松井秀喜氏が持つ日本人MLBシーズン最多記録(116打点)にあと8打点。
チームはシーズン残り11試合で、大谷は年51.5本ペース。50号の大台&「50-50」達成がいよいよ間近に迫ってきた。
◆ドジャース・歴代シーズン最多本塁打
1位)S.グリーン 49本(2001年)
2位)E.ベルトレ― 48本(2004年)
大谷翔平 48本(2024年)※残り11試合
4位)C.ベリンジャー 47本(2019年)
5位)D.スナイダー 43本(1956年)
G.シェフィールド 43本(2000年)
◆MLB「40-40」以上【本塁打-盗塁】
1988年 J.カンセコ 42 - 40
1996年 B.ボンズ 42 - 40
1998年 A.ロドリゲス 42 - 46
2006年 A.ソリアーノ 46 - 41
2023年 R.アクーニャJr. 41 - 73
2024年 大谷翔平 48 - 48(残り11試合)
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