わずかな時間に行う10回の跳躍で構成し、演技の美しさを競う競技。国スポの会期前競技、体操のトランポリンが12日、佐賀市のSAGAアリーナであり佐賀県からはひとり杉原玲奈選手が代表として臨みました。

【リポート・野口貴史】
「こちらは体操競技トランポリンの会場、SAGAアリーナです。佐賀県からは杉原玲奈選手が出場します」

国スポトランポリンには男子9人、女子10人が出場。
佐賀の代表選手は結婚を機に佐賀で活動をはじめた熊本県出身の杉原玲奈選手。
トランポリンの予選では異なる10個の技を連続で披露する自由演技を2回行い、その合計点数の上位8人が決勝へと駒を進めます。
1回目の自由演技では高くゆったりとした演技で美しさを競います。
一方、2回目の自由演技では美しさに加えて技の難しさも採点されるため、ダイナミックな演技も。

6番目に登場した杉原。2回とも綺麗に技を決め、予選を5位で通過しました。

【杉原選手】
「予選では高さがちょっと低かったので決勝はもうちょっといいジャンプから高さを上げていけたらなと思ってます」

迎えた決勝。自由演技の1発勝負です。

【杉原選手の夫】
「とりあえずは悔いの残らないようにと佐賀県の代表としてですね予選もすごい大勢の方に応援してもらっていたのでその応援に応えられるように頑張ってほしいなと思います。」

圧巻の演技、結果は・・・去年の鹿児島国体の12位から大幅に順位を上げ見事4位入賞です。

【杉原選手】
「ちょっと途中で膝が曲がってしまったりだとか高さもいい時に比べたらちょっと落ちてしまったので、100点ではないんですけど、この国体の舞台で8割以上の演技ができて、自分的にはすごい満足しています」

今年で現役を引退するという杉原選手は10月、福井県で開かれる全日本選手権大会で最後の大舞台に臨みます。

ぜひ、全日本選手権大会もがんばってほしいですね。
また、会場ではローカル5Gを活用した配信も行われていて、観客席からでは遠くて見えづらい細かな演技の動作や選手の表情などをリアルタイムで楽しむことができるということです。
この会場内の配信は9月23日から行われる新体操など今後SAGAアリーナで開かれる競技でも行われる予定です。

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