■MLB ドジャース 10ー8 カブス(日本時間12日 カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地でのカブス戦に「1番・DH」で出場し、キャリアハイの47号先頭打者アーチを放つなど、4打数2安打1四球で3打点の活躍。史上初の「47本塁打-47盗塁」を達成した。

さらに104打点でナ・リーグ単独トップに浮上し、本塁打との“2冠”に返り咲いた。チームはカブスとの打ち合いを制して3連敗を阻止。 

試合後、指揮官のD.ロバーツ監督(52)は「トップスピンがかかっていた。普通はあの角度で時速118マイルのボールを打てば二塁打になる。だけど、翔平だとホームランになる。彼は素晴らしい野球をしていて、私たちを大いに元気づけてくれている」とこの日のホームランを絶賛。

2回には今季48個目となる盗塁(二盗)も決めて、記録を「47-48」に。あと一つでロバーツ監督が持つドジャースの日本生まれの選手としてのシーズン盗塁記録に到達。「翔平が私の記録を破るのは間違いない。自信を持って断言できるよ」と笑わせた。

さらに「彼は準備に集中している。打撃コーチとの準備やビデオを見て、打席では投手の傾向を理解し、塁上ではクレイトン・マッカロー(一塁コーチ)と実に緊密に話し合い、素晴らしい関係を築いている」と話し、改めて大谷の取り組む姿勢を評価した。

ドジャースは14日から遠征。アトランタでブレーブスと4連戦、その後、マイアミでマーリンズと3連戦を迎える。「大谷はホームゲームで“50-50”を達成したいと言っていたが」と大記録達成への話題になると、「今の彼の調子ではおそらくホームではないだろう。マイアミのファンは喜ぶかもね。わからないがね。でも、ホームでやれたらいいね」と笑顔をみせた。

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