パリパラリンピックで金メダルを獲得した車いすラグビー日本代表が、渋谷のセンター街で祝賀パレードを行った。選手たちは自身の車いすに乗って、沿道に詰めかけたファンに手を振ってこたえるなど、終始笑顔で渋谷のど真ん中を練り歩いた。

パレードに先立ち、渋谷駅のハチ公前広場で行われた記念式典で、池透暢(44、日興アセットマネジメント)主将は「やっと日本に金メダルを持って帰ってくることができました」と笑顔を見せた。現地、そして日本で応援してくれたことが力になったと声援に感謝し、「みなさんの応援が金メダル。みんなで取った金メダルです」と結んだ。

渋谷区は車いすラクビー連盟と協力し、2016年から区立小学校、中学校を対象に、訪問授業や体験会などを実施してきた。19年に相互協力に関する協定を締結し、練習会場の提供や、出前授業でタックル体験やミニゲームを行っており、車いすラグビーと結びつきが深い。

世界ランキング3位の日本はパリパラリンピックの予選リーグを3戦全勝で1位通過。準決勝では同1位のオーストラリアに延長戦で劇的な逆転勝利を収め、全勝で決勝に進んだ。ファイナルでは、同2位のアメリカを48ー41で下し、史上初となる金メダルを獲得。16年のリオパラ、21年の東京パラと2大会連続銅メダルの日本は、3度目の挑戦で悲願のパラリンピック王者に上り詰めた。

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