沖縄でのメジャー初開催となったソニー日本女子プロ選手権。週末の決勝ラウンドには、県勢3選手が進みました。
今年6年ぶりのツアー制覇を果たしたうるま市出身・新垣比菜は、最終日、1アンダーからのスタート。最初の10番ホールでいきなり4メートルのバーディパットを沈め、流れに乗ると、パー5の18番でも3打目をピンそば1メートルにつけ楽々バーディー。地元のギャラリーを沸かせました。
後半に入り、得意の小技でミスが目立ちスコアを落としますが、気持ちを切り替えて臨んだ最終9番ホール。
▽新垣比菜
「たくさんの人が18ホールついて回ってくれたので本当にありがたかった」「上手く入ってくれたらいいなとは思って打ちました」
最後は、渾身のバーディで締めくくり、トータル1オーバー(57位タイ)でフィニッシュしました。
「たくさんの声援で気持ちが伝わってきて、嬉しい気持ちになりました」
「次回沖縄で試合をするときはもう少しいいスコア、いいゴルフをお見せできるように、練習していきたい」
宮里美香はベテランらしいゴルフ
同じく1アンダーからのスタートしたのは、産休制度を利用して今季ツアー復帰した宮里美香。序盤で2つスコアを落とすも、そこからベテランらしい粘りを見せます。
なかなかバーディが来ない我慢の展開ながら、後半ノーボギーと安定感のあるゴルフ。新垣と並ぶトータル1オーバーで締めくくりました。
▽宮里美香
「メジャーが沖縄で開催されたことはすごく嬉しいことでしたし、ましてや現役でプレー出来たことは本当に素晴らしいこと。その中で4日間戦えて、上位争いすることは出来なかったですけど、みなさんの前でプレーできて楽しかったです」
荒川怜郁はやや悔いの残る最終日
攻めの姿勢を見せたのは、プロ2年目の荒川怜郁。最終日は「スコアを上げるだけ」と11・12番と連続バーディ。前半から、幸先よいスタートを切ります。
18番・パー5でも得意の飛距離をいかしてチャンスを作り、前半3つ目のバーディを奪いスコアを伸ばしますが、後半バックナインに入ると、課題のショットで精彩を欠き3連続ボギー。
前半の貯金を使い果たし、トータル3オーバー、64位で、4日間の戦いを終えました。
▽荒川怜郁
「暑くて疲れたというのが一番大きいんですけど、地元開催だったので、いい順位で、戦って終わりたかった」
「残りの試合も少ない。一生懸命頑張って、1つでもいいランキングで終わって、
来年に繋げていけるゴルフが出来たらいいなと思います」
優勝は初日から独走の竹田麗央
熾烈な優勝争いを制したのは、初日からトップを守り、19アンダーの大会最少スコアを出した竹田麗央。自身初のメジャータイトルを獲得しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。