メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、ついに“ゴジラ超え”の一発。
日本選手最多ホームラン記録を塗り替えた。
ここ7試合、足踏みが続いていた大谷選手。
ついに、その時が訪れた。
甘いスライダーをジャストミートした打球は、ライトスタンド上段へ。
ライトを守る選手が振り返りもしないほど、打った瞬間にホームランとわかる完璧な一撃だった。
これが、大谷選手自身メジャー通算176本目のホームランとなり、松井秀喜さんの日本選手最多記録を更新。
メジャーリーグの公式インスタグラムでも、この功績をたたえるなど、記念すべきホームランとなった。
大谷翔平選手「素直にうれしいですし、早く打ちたいなとは思いつつ、きょう打てたので“安心”と“喜び”があるかなと思います」
“ゴジラ松井超え”となった大谷選手と松井さんとの出会いは、大谷選手がプロ3年目の2015年。
「オーラがあった。感激した」と当時語っていた松井さんへの憧れは、高校時代の映像にも残っていた。
高校時代の大谷選手の寮を取材した、12年前の当時18歳の大谷選手。
部屋の壁には、金本知憲さんや黒田博樹さん、ダルビッシュ有投手やイチローさんなど、憧れの選手の写真が飾られていて、その中に松井さんも貼ってあった。
当時の大谷選手は、「自分の目標にしている選手というか、憧れている選手を毎日見て目標にしてます」と語っていた。
大谷選手の部屋には、写真だけでなく、「真剣だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳ばかり」と書かれた紙が貼ってあった。
松井さんは、「彼の存在の大きさ、選手としての素晴らしさを思えば、わたしの数字と比べる必要はまったくないと思います。ファンの皆さんがそれぞれいろいろ予想して楽しめばいいと思いますし、わたしが思うのは彼のいい状態でのプレーを応援したいなと思うだけです」とコメントした。
大谷選手がまだなしえていない松井さんの記録もあり、1つは日本人のシーズン最多の116打点。
大谷選手が、MVPやホームラン王を取った時でも100打点だった。
そして、ワールドシリーズのMVP。
現時点で、大谷選手は両リーグトップの安打数と打率もあるので、ヒットも楽しみなところといえる。
(写真:時事)
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