パリ五輪で金メダル第一号を獲得した柔道・女子48kg級の角田夏実選手(32)。
個人金、団体銀の2つのメダルとともにTHE TIME,のスタジオに生出演し、即席の“柔道教室”を開催。
安住紳一郎アナや櫻坂46の松田里奈さんに“一本勝ち”の喜びを伝授しました。
柔道を始めたきっかけは「泣き虫」克服
自身の公式YouTube「角田夏実の部屋」では、恋バナに花を咲かせたり、引き締まったウエストを見せながら減量の成果を報告したりと、飾らない姿を配信している角田夏実選手。
THE TIME,取材班は、さらなる素顔を求め群馬県に暮らす祖父・角田勝美さん(95)のお宅にお邪魔しました。お盆ということで、両親はじめ、親戚のみなさんも大集合。
角田選手の五輪名シーンをビデオで繰り返し鑑賞し、表彰台での角田選手の涙に、おばの智鶴子さん(65)も号泣。「また泣いてる~」と言われながらも涙が止まりません。
祖父・角田勝美さん:
「試合は、ずっと夜中まで終わるまで見ていた。やっぱりうれしかった、よく頑張ったな。早く会いたいですね」
実は子どものころは「泣き虫だった」という角田選手。その泣き虫を克服するため、小学2年生で父・佳之さん(60)がやっていた柔道を始めたといいます。しかし当時は…
母・五都子さん(64):
「一番ちっちゃくて負けてばっかりでしたね。前に出ていく感じではなくて」
それが中学から体重別になり、同じ体格で戦うようになると激変。中学2年で県大会で優勝するほどになりました。
伝家の宝刀「巴投」も、父・佳之さんが伝授。初めて使ったのは大学生になってからだといいますが…
父・佳之さん:
「私は型通りの普通の巴投しか教えていなかったけど、そこからアレンジして両足を使ったりするようになった」
父に教わり、独自に磨き上げていった巴投。
パリ五輪の柔道混合団体でも、2階級上の57kg級銅メダリストを相手に巴投がさく裂。まさに「柔よく剛を制す」、見事な一本勝ちでした。
櫻坂46の松田里奈がふらふらに…強靭な角田“先生”
スタジオでは、安住紳一郎アナから角田選手に素朴な質問が。
角田選手、元々は52kg級。しかしパリ五輪では1つ下の48kg級で出場したことを受け「試合が終わると体重は戻るんですか?」
これに対し角田選手は、「計量が終わった時点で結構戻って、その後もどんどん戻って、今は52kgぐらい」と話し、試合までに4kg落とさなければならない減量について、「計量が第一試合になっている」とその大変さを口にした。
また、安住アナはじめ江藤愛アナら出演者全員が柔道着に。
櫻坂46の松田里奈さんは前髪を結んだ「ヤワラスタイル」で気合十分に登場した。
角田“先生”とともに、「柔道の魅力を伝え柔道を始めようとする人を増やす」ために即席「THE TIME,柔道部」が誕生。スタジオにはマットが敷き詰められ特設道場も。
まずは、組み手から。
マットに上がる際に、きっちり礼をする角田選手に一同からは「カッコいい~」の声。
早速、松田里奈さんが角田選手の襟と袖をもち、力をこめて揺さぶるも角田選手は微動だにせず…。
「えっ…どうして、ちょっ、えっ、動かない」
安住アナが「角田選手、もう思いっきり右左引っ張ってください」とふると、角田選手はほとんど力を入れない“超手加減状態”で組み手。
それでも襟をつかまれた松田さんはぐるぐると振り回されふらふらに。
「いや、もう何もできないです…」
続いて小学校から15年間ラグビーをしていた小沢光葵アナが本気で挑戦するも、やはり角田選手は微動だにせず。逆に軽々と押し込められてしまう状態に。
角田選手の「巴投」に安住アナが志願
続いては、必殺技の巴投を安住アナが受けることに。
角田選手から「大丈夫ですか」と心配されるも、「大丈夫です。でもマットのある所に落としてくださいね」と笑いで返す余裕も見せていた。
「行きます」と角田選手が巴投をかけると、安住アナはきれいに宙を舞い一回転。
背中で着地し、息を切らしながらも「滞空時間短いですね。意外とすぐ落ちちゃうんですね」と感想を口にし、さらに巴投の“おかわり”も願い出た。
今度は素直に投げられるのではなく、抵抗し粘ってみたいとのこと。
「一応私、81kg級だから。永瀬選手と同じクラス、体重だけは」とパリ五輪で2大会連続金メダルを獲得した柔道・永瀬貴規選手の名前を出して、気合で臨んだ。
「お願いします!」と始まった組み手。
最初は力強く角田選手の襟をひっぱり、スタジオから「お~」と驚きの声も。
しかし粘りもつかの間、わずか5秒で巴投を決められてしまった。
笑顔の角田選手に、安住アナは肩で息をしながら「軽い交通事故に遭った気がします」と完敗宣言しながらも「でも技が決まると面白い」と“一本勝ち”の魅力を口にした。
今度は技をかける側にとすすめられた安住アナ。
受け手役として登場した元柔道の日本チャンピオン大山峻護さん相手に、見よう見まねで「支え釣り込み足」をしかけ、見事一本!さらには背負い投げでも一本!
角田選手から「上手でびっくりした」と言われると、「じゃあ大外刈りも」とノリノリ。
「うぉ~ヨイショ!!」とこれも見事に決めると、ふらふらになりながらも「気持ちいい」と一言。
松田里奈さんも角田選手に教えてもらいながら「大外刈り」に挑戦。
一発で大山さんを倒すと「できました!楽しいです」と大喜び。
「技が決まった瞬間の気持ちよさはすごい」と興奮気味に話した。
大山さんの見事な受け身と角田選手の指導のお陰で、それぞれが一本の喜びを知ることができた“体験入部”。角田選手は「たくさんの人に柔道を始めてほしい」と話していた。
角田選手が麒麟・川島明にリクエスト
エンディングでは、角田選手のリクエストでサンボマスターの『できっこないを やらなくちゃ』がピアノで生演奏された。
「いつもキツい時にこの曲を聴いて乗り越えてきた。パリ五輪でも聞いていた自分の頑張れる曲」と話した角田選手。実はストレス発散でカラオケもするとのことで、結構昔の曲や演歌を歌うとのこと。
さらに次の番組『ラヴィット』とのリレートークでは、麒麟の川島明さんに「今度、投げさせて下さい」とリクエスト。
川島さんは「ぜひ!横でやってますから、今日でも投げに来てください」と答え、「ただ投げるの失敗したらこちらも面白いイスを用意しておりますので」と名物ビリビリ椅子への“逆リクエスト”も投げかけた。
(THE TIME, 2024年8月15日放送より)
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