世界最高峰のアクションスポーツの国際競技会「X Games Chiba 2024」の出場選手記者発表会が20日、都内で行われた。

この日登壇した選手は、パリ五輪スケートボード女子ストリートで金メダルの吉沢恋(14、ACT SB STORE)、同じく女子パークで銅メダルのスカイ・ブラウン(16)、同種目東京五輪金メダルの四十住さくら(22、第一生命)、パリ五輪スケートボード男子パークに出場した永原悠路(19、太陽ホールディングス)、パリ五輪BMXフリースタイルで5位入賞の中村輪夢(22、ウイングアーク1st)、X Gamesで3度メダルを獲得しているスケートボードバートの芝田モト(28、SIMPLE CITY)の6人。

四十住さくら選手

トークセッションでは、6人それぞれがX Gamesへの思いなどを語った。
2年前、日本初開催となったX Games(千葉)で優勝した四十住は、「スカイ(ブラウン)と日本開催のX Gamesに2人で出るのは初めてなのですごく楽しみ」と仲の良いスカイ・ブラウンと目を合わせはにかんだ。「去年はケガで出られなかったが、この1年で復活したので、またみんなとスケートボードを楽しみたい」と2年ぶりの千葉で「楽しむ」ことを強調した。

吉沢恋選手

また今大会がX Games初出場となる吉沢は、「どの大会よりも楽しそうだなという風に見ていて、五輪とは違った魅力がある。招待してもらったからには良い滑りをしたい」と意気込みを語った。

さらにこの日、大会で使用されるストリートとパークのコースレイアウトも初披露された。パリ五輪でコース設計を手掛けたカリフォルニアスケートパーク社が設計を担当した今回のコースは、日本の庭園がイメージされており、枯山水の砂紋や太鼓橋といった日本の文化や風土を取り入れている。

また、ストリートのコースは初夏を、パークのコースは秋を感じさせる色使いで、日本開催ならではのコースにも注目だ。

中村はこの独特のコースに関して、「こういう大会にしかないものなので、(競技に)使えたら面白い。X Gamesに合わせたライディングを準備したい」と期待感をのぞかせた。

中村輪夢選手

「X Games Chiba 2024」は9月20日(金)から22日(日)まで3日間にわたり千葉市の幕張メッセで行われ、スケートボード、BMX、Moto Xの3競技から11種目を実施予定。国内外のトップ選手が集結し、パリ五輪で世界を沸かせた選手も数多く出場する。

※トップの写真は左から芝田モト選手、中村輪夢選手、吉沢恋選手、スカイ・ブラウン選手、四十住さくら選手、永原悠路選手

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