数え年88歳の米寿を祝おうと、親族一同が出場するバレーボール大会がうるま市で開かれ、白熱したゲームで長寿を祝福しました。

17日、今年米寿を迎える、うるま市平良川の福原兼伸さんを祝おうと、集まったのは、親族一同におよそ30人!

米寿祝いにはバレーボール競技者ら一族が集まった

幼いころからバレーボールに親しんできた福原さんは、琉球大学でキャプテンとして国体に出場しするなど、選手として活躍しました。

大学卒業後には体育教員となり、中学・高校でバレーボール部の監督を務め、美里工業高校の男子チームを3年連続で全国3位に導くなど指導者としての手腕も発揮しました。2010年には顕著な功績があったとして日本スポーツ協会から表彰されています。

学生を指導していた当時の福原兼伸さん



子や孫には国体出場の経験者や県代表選手もいるバレーボール一族の福原家。

17日は、親族がネットを挟んで2つのチームに分かれて対戦し、レベルの高い白熱した試合で福原さんの長寿を祝い、福原さんも鋭いサーブを決めたり、ネット際でレシーブしたりするなど元気はつらつのプレーを見せ、参加した親族を驚かせていました。

▽次男 福原大介さん(49)元国体選手
「あの年齢でできる人は数少ないと思うので、尊敬しています」
「元気にけがなく、長生きしてほしい」

勢いよくサーブを放つ福原兼伸さん

▽孫 福原兼成(15)県中学選抜選手
「日頃教えてくれるおじいちゃんに、良いプレイを見せられたかなと思う」

後半戦では審判を買って出て勢いよくホイッスルを吹いた福原さん。

▽米寿 福原兼伸さん
「バレーボールは私の人生そのものですね」「バレーボールは協調性が必要。自分勝手なプレーができない。それを通して(孫らには)人間的に成長してもらいたい」

86歳 数え米寿



70年以上に渡ってバレーボールに携わってきた福原さん。コートの上で若者の活躍に目を細めていました。(17日 中部通信員 高瀬弘行)

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